今月のドル円なのですが、非常に値動きがなく、111円台で小刻みな推移がずっと続いています。
日足
日足は前回解説した通りの展開で、タイム分析の区間2-3は下がり気味のレンジになっています。区間2の線をまたいだ途端に弱くなっていることはよくわかります。ただ、茶色の線にしぶとく支えられている感はあります。茶色の線を割り込めば1円くらいは急落するでしょう。ただ、直滑降に下がって行く展開ではなくて、110円の切りの良いラインからはしぶとい買いが続くと思います。現状からは様子見です。買いたいのならば、あくまで茶色の線を根拠に割れたら即損切。でもそれよりかは110円で買った方がいいでしょう。売りは現状から売っても、レンジのもみ合いが続きそうです。区間3の位置までこのままレンジが続く可能性もあります。
4時間足
4時間足を振り返ると、前回記事はaの地点からRSI70%なので売り優位と判断しました。これは想定通りに進みました。bの地点でRSI30%に到達しているので、レンジ狙いの売り手は手仕舞い。買い手は買い狙いです。そのあとは小刻みな推移になっています。ボリンジャーバンドもMAも蛇行している状態で、4時間足上からは様子見が無難な場面。トレードしたければ、1時間足レベルでのRSIからの逆張り、もしくは5分足レベルでの短期トレードが適していると考えます。
1時間足
1時間足も見てみると、単純にRSIの買われ過ぎ売られ過ぎで逆張りしていれば、50pips程度は稼げそうなチャートです。〇で示したRSIの両端の部分は見事に反転箇所になっています。現状からはまた売り狙いということになりますね。このように上の足が良く分からないもみ合いのときは、下の足は単純なRSIの逆張りが一番優位性が高いでしょう。
まとめると、上がる気配は薄く、急落の危険をはらんでいる状態。とはいえ現状からも売りにくく、月末の値動きを待ちたいというところです。
※チャート設定はアドバンスドホーミングFXに基きます。
(当ブログで紹介しているボリンジャーバンド等はこの教材独自の設定なのでご注意ください