月半ばからは弱まると考えていましたが、USD/JPYはかなりしぶとく推移しています。次の仕掛けるポイントを待ちます。
日足
前回の解説ではピンク線の上に陽線が乗ってきたら売るのは止めて、高値から売り直しと書きました。aのようにピンク線の上に陽線が乗り、ピンク線が上に向き始めると粘り強くなります。しかし、垂れ下がる茶色線やRSI50%も抵抗になるので、上がるのも難しいといった場面です。一旦上がったbの時点で売るのも悪くはないのですが、その後にピンク線が完全にサポートになっているので、bからの売りはこういうふうにしぶとくなったら即撤退でしょう。
ここでの他のヒントは110.00の切りの良い大台のラインです。このラインには売り手は損切を置きますし、買い手は買い注文を置きます。すると抜けた瞬間に吹き上がりがあるでしょう。まだ明確に抜けてはいないので、110.00のラインから売るという基本方針は変わりませんが、そのオーバーシュートの後の勢いが収まってきたところで再び売ろうと思います。110.50くらいから中期売りポジションを持つという感じです。
4時間足
4時間足のトレードポイントを振り返ります。まずaは、RSI70%に到達しているので、売ってもよい場面です。しかし、bで茶色線がサポートとして機能したため、bのあとに強い陽線が出た辺りで、aからの売りは撤退したほうがいいでしょう。cは、110.00の大台の抵抗線と、ダブルトップの形を狙って売りは良いでしょう。しかし、それも再度茶色線に支えられたdの現在では、ダブルトップの形にはならなくなってきたので撤退すべきです。このあとは図のような吹き上がりを待って再度RSI70%に触れたところで売り狙いを検討します。買うのはどうかというと、今から買うのは遅いですから、吹き上がりを狙うにしても、デイトレレベルで吹き上がったら即利食いという感じが良いでしょう。
まとめるとUSD/JPYは110.00ラインの攻防にあり、一旦は抜けてくると考えるので、抜けたあとに失速してきたところで売りを試したいと考えてます。
※チャート設定はアドバンスドホーミングFXに基きます。
(当ブログで紹介しているボリンジャーバンド等はこの教材独自の設定なのでご注意ください