その後長い間USD/JPYはもみあいの形になりました。前回記事で想定した範疇です。為替予想をしている方は、上がるか下がるかの二択に陥りやすいですが、停滞するケースも考えておきましょう。もみあいで煮詰まってきた現状は、また動きそうな形になっています。
日足
日足は正月明けからもみあいが続いていますが、ピンクの線が下降トレンドラインです。今はここに頭を押さえられています。基本的なアプローチは現状から売り狙いです。ただ、ピンクの線の上に陽線ロウソクが乗る形になると、茶色の線まで跳ね上がりやすくなります。ですから、現状からの売りはピンクの線が根拠です。ここを抜かれたら、損切して、跳ね上がったところから売り直すという、二段構えで考えていきます。基本的には下落しているのですから、買い側よりも、高値から売る側でアプローチするのが基本です。
4時間足
4時間足はボリンジャーバンドがすぼまっています。収斂の状態です。このあとボリンジャーバンドが広がってくると、大きく動き出すことになります。方向性としては日足を考慮して、下方向に動くと考えます。4時間足のチャート単体で見た時は様子見ですが、日足との組み合わせでは、日足=下降トレンド、4時間足=レンジ と考えて売りアプローチを考えます。
1時間足
1時間足はよくわからない乱高下ですが、日足は下降トレンドで、4時間足はボリンジャーバンドの範囲での狭いレンジ。とすると、1時間足の乱高下はRSIを見て70%に来たときに売るのが最善ということになります。この1時間足は乱高下していてボリンジャーバンドがぐちゃぐちゃで役に立ちません。そういうチャートではRSIを見て逆張りをしていくのが良いです。現状は茶色の線がサポートラインですが、乱高下のときは茶色のラインは水平になりがちで、水平になるとサポート力はさほどありません。茶色の線を割り込むとRSI30%まで急落しやすくなります。現状からは107円半ばまでの下落を考えます。RSI30%にきたときは50pipsくらいのリバウンドはあるでしょう。しかし、ある程度上がるとまた頭が重くなってくると考えます。
まとめると、正月明けからもみあいが続いていましたが、今夜くらいから再下落が始まりそうな形です。週末までは売りを検討していきます。
※チャート設定はアドバンスドホーミングFXに基きます。
(当ブログで紹介しているボリンジャーバンド等はこの教材独自の設定なのでご注意ください