トレードで勝てるようになるには、どうすればいいのか?
私はそれを第三者にわかりやすく伝えたいと常々考えています。
最近、思うことは、相場というのはとにかく「急転」するものだということです。
平温なときなど皆無で、「急転」するのが相場の本来の姿なのです。
よって、トレーダーは「急転」する相場に常についていかなければならない。
「急転」する相場に対して、リアルタイムで決断をしていかなければならない。
決断とは、エントリー、損切、利食い、様子見の4つです。
この中で特に損切の決断が難しい。
いままで上昇トレンドだったのに、いきなり大きな陰線が出て危うくなった・・・
という経験は誰にもありますが、
この「急転」のサインが出た時点で、ロングは手仕舞いです。
たとえ、すぐにリバウンドして上がっていったとしても、危うくなった時点で撤退が正解。
トレードは、思惑通りにいっているときはキープする。危うくなったら撤退する。
思惑通り満願な利食いができることは稀です。
トレードしていれば、ほとんどが微損や微益の成果があまり出ないトレードで終わります。
「急転」する相場に対応していくとなると、そうならざるをえません。
機敏な利食いや損切。
それを可能にするためには、自分の手に負えるロットでやらなければならない。
そして、「急転」を捕えるには、デイトレなら常時のチャート観察が必要。
席を離れなければならないときは、
利食いや損切注文を置くか、その場で手仕舞いして終了しなければならない。
世界中のトレーダーが相場の「急転」に合わせて方針を変えるのだから、
自分だけが相場から離れていては、たちまち置いてきぼりになるのは当たり前。
置いてきぼりになった時点で、トレードは破綻。
トレーダーに主導権はなくなり、以後相場の運任せに陥る・・・
相場が「急転」する様は、サッカーのドリブラーを想像してみるといいでしょう。
ボールを持った相手に対して、一瞬でも目を離してはならない。
離した瞬間に逆方向に切り返されて抜かれてしまう。
だから、ひたすら食らいつく必要がある。
ひたすら食らいついたのちに勝機が生まれるタイミングがある・・・
どれだけのトレーダーが相場の「急転」に対応できているだろうか?
ほとんどの人は利益が出て油断し、
あるいは損失の現実から逃れるため、相場から目を離す。
それはボールを持った相手に対峙しているのに、目をつぶるのと同じこと。
つぶった時点で、トレードは実質的にゲームオーバーだ。
相場は「急転」するものと考えて、対応を続けなければいけない。
今日も明日も明後日も・・・