「FX意識改革」ブログ

 2009年から専業トレーダーになる方法を真面目に解説しています。
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# FX上達のヒント 「頭と尻尾はくれてやれ」を本当にわかっている人は少ない

トレードで、今まで利益が出ていたのに、利益を欲張りすぎてしまい、いつの間にか反転し、利益が減ってしまったので、今更利食いができず、持ち続けている間に反発して損に変わる、あとは塩漬けになってしまう。・・・という経験は誰しもあると思います。

 

今日は、そうならないための考え方、意識改革について話したいと思います。

 

ちょうど、現在のUSD/JPYの1時間足がそのような状況ですね。

 

USD/JPYの動向については前の記事で書いた通りです。105円半ばまで進んだあとは反発して数日もみ合ってから、また下がり出すと書きましたが、その路線で進んでいるところです。で、1時間足を見てみましょう。

 

USD/JPYの1時間足はこのような急落から反発のチャートになっています。今はRSI70%まできたので、この辺りで上値が重くなり、もみ合ってからまた下落しそうな形ではあります。このままグングン上に進んでいく可能性が低いのは、前回記事で書いたように上の4時間足や日足が重いからです。

 

さて、このチャートですが、aから崩れてきたときは、aで売りを持つのは良いエントリーです。aで売りを持つことができたとして、どこで利食いをするかが問題です。bが底ですが、bで利食いをするのはとても難しいのです。

 

トレードが上手く勝てない人が共通で持っている意識として「理想」「完璧」というものがあります。悪く言えば「欲張り」「がめつさ」です。彼らは皆、天底を綺麗に取りたいと考えているのですね。

 

aから売りを持ち、利益が出て、bの時はまだ下がっている最中だから「もう少し利を伸ばそう」と考えるのは当たり前です。しかし、少し反発してcの場面に来た時は「ここで利食いするとbより利益が少ないのだから、また落ちるのを待とう」と欲張って考えてしまうわけですね。具体的にbのときには+10万円あった利益が、cのときに+7万円になっていたら、ある意味3万円損してしまっているわけで、利食いができなくなってしまうのです。

 

ちなみにそれは、ロットが増えて価格差が大きくなるほど、もっと躊躇することになります。1万円の利益が7000円になってたのなら、まあ3000円の差しかないから、スムーズに利食いできるでしょう。しかし10万円の利益が7万円なら3万円の差なので躊躇します。これが100万円の利益が70万円なら差が30万円なので、もっと躊躇することになるのです。

 

というわけで、cで利食いができない場合は持ち続けます。するとまた下がってきたので、売り手は安堵して、またイケイケの考えになり、dで利食いをしようという気はなくなります。dのときはもっと下がりそうに思うからです。しかし、その後ジリジリと反発に合い、eではゴールデンクロスが起こって状況が変わりました。また、欲張りな売り手は利益が減ってしまったので利食いができません。「また下がるだろう」と思っていたら、今度は上がり始めました。どんどん利益が減っていくので、こうなってしまったらもう利食いはできなくなります。そうこうしている間に行って来いになり、利益を失ってしまうのです。

 

こういう失敗は誰にでもあります。その失敗の原因は、考えが「欲張り」だからに他なりません。これを防ぐには意識改革をするのです。そもそも図のエントリー地点のaから、後でわかった結果論の底のbを綺麗に取ることはまずできません。まあ、事前にトレードプランを建てていれば、bは4時間足でサポートラインが引けるところですから、利食いするのは可能ではあるでしょう。しかし、実際にbのときは激しく下がっているわけで、そんなときにピシャリと100%利食いを判断できるものでもないのです。プロだってもう少し持とうと躊躇するところです。

 

そもそもの話、トレードは天底を綺麗に取ることはできないのです。天底を取る、それは誰もが意識下に持っている理想ですが、実際にはその三分の二程度しか取ることはできないのだと知ることです。事実上の天底の三分の二、あるいは半分も取れれば、それはトレードとして大成功、御の字なのです。

 

ですから、この図だとaから売っていて、どんなに伸ばしたとしても、ゴールデンクロスが起こってしまったeで利食いをしなければなりません。a〜b間より利益が少なくなってしまいますが、そもそも天底のa〜b間は取れるものではない。a〜e間を取れば十分なんだという意識があれば、さっくり利食いができます。その意識改革ができていれば、eで利食いしても「よし!利益が出た」と考えるわけですが、意識改革ができてなければ「くっそ〜、bで利食いしていたらもっと儲かっていたのになあ!」と考えるわけです。後者の考えはとても危険です。そのように考えている間はトレードで勝てないでしょう。

 

「頭と尻尾はくれてやれ」と格言がありますが、これはすごい深い格言なのです。頭や尻尾は取れない。それは理想、いわば幻想なのです。たまに綺麗に取れることもあるのですが、9割は取れない。だから、常にそれを求めてはならない。最高の利食い地点は求めてはならない。エントリーから最高の利食い地点の三分の二取れれば御の字だと思っておくことです。

 

そこそこで利食いしておいて、反発する形になったら、また高値まで戻ってくるのを待ってから売り直せばいいのです。このチャートならRSI70%に到達していますから、またそろそろ売り時でしょう。ピンクの線が上に向いている間は売りにくいですが、割ってくるとまた下落が始まりますから、そのタイミングで売りを持てば、また稼ぐことができるわけですから。・・・と考えておけば、1回のトレードを永遠と引っ張ることはなくなってくるでしょう。

 

そのように考えて、天底を完璧に取ろうと甘く考える幻想からは、さっさと卒業しましょう。それができれば脱初心者。玄人の仲間入りです。

 

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| - | - | 09:48 | category: FX上達のヒント(コラム) |
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