GW開けは強気の相場状態で始まりました。先月末に5月の状況は先月末に発行したPC版のメルマガでお伝えしましたが、想定した形よりUSD/JPYはやや堅調に推移しています。状況が変わりつつあるので、月足から見てみましょう。
●月足
月足は図のような三角持合いの形になっています。いまはレンジの中央なので、優位な仕掛けどころではありません。日ごろのデイトレでもこのようなチャートのときはポジションを持つべきではありません。優位な仕掛けどころとしては、再び-2σまで下がってきたときにバウンドを狙ってロングか、あるいは+2σまで来た時に反落を狙ってショートする、といったところです。
それより短いスパンとしては、三角持合いを上に飛び出してきたら+2σまでロングしていく。あるいは下に飛び出してきたら-2σまでショートしていくということになります。いずれにしろいまは膠着状態で、月足としては様子見でしょう。
●日足
週足も月足と同じく膠着しているので、日足を見てみましょう。日足としては赤の線がレジスタンスでした。なので私はaの111円台から売りで入ったのですが、そのあと連続で陽線が出てしまいここは上手くいかずに撤退しています。a後に陽線が連続して出たことにより、ピンク線に支えられる形になりました。しかし、ここからロングするのは難しいところで、RSI70%も近いですからもう遅いでしょう。かといって売りで入るのも中途半端なところです。売りで入るのなら、ピンクの線が放物線を描きながら下がってきたときを狙います。
ただ、図のようにストンと落ち込むかもしれないですが、そのあとで茶色線に支持されて、結局はレンジで粘り強く展開するのではないかと思います。現状では無理に仕掛けたくはありません。
●4時間足
4時間足は上昇トレンドになっていますが、直近の動向は足踏みをしています。白い放物線を描きましたが、このような感じで、長い時間をかけながら勢いが弱まってくるものだと考えています。なぜ、上がらないかと言えば、月足や日足も上昇トレンドではなく、もみあいの相場状態だからです。なので4時間足がさらに上昇したとしても、まだカウンターで売られやすい状況にはあるので、高値を追うのはあまりやりたくありません。
まとめると111円〜112円の狭い範囲でのレンジ相場に移行していきそうです。翌週くらいからは崩れるのではないかと考えてはいるのですが、いまのところはまだ上昇の熱が燻っていて売れません。かといって、いまから乗るのも遅いでしょう。様子を見ていきます。
※チャート設定はアドバンスドホーミングFXに基きます。
(当ブログで紹介しているボリンジャーバンド等はこの教材独自の設定なのでご注意ください