「FX意識改革」ブログ

 2009年から専業トレーダーになる方法を真面目に解説しています。
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# FX意識改革124 レッスン1「トレーダーの器」
今回から趣を変えて、
数回にわたり会話形式でトレードに勝つために必要なことを書こうと思います。

多くの人がトレードで稼ぐことを夢見て、たくさん勉強をして、
トレードの知識や技術を身に着けても、なお勝てない。

その理由を架空のトレードスクールの講師と生徒の対話形式で解き明かしていきます。

どうぞご参考にしてください。



●レッスン1 「トレーダーの器」



講師「私の元でトレードを学びたいというのはあなたですか?」


生徒「はい、ぜひとも宜しくお願いします」


講師「さっそくですが、あなたは、これからトレードでどのくらいを稼ぎたいですか?」


生徒「とりあえず大きな家を買って一家を養えるくらいは稼ぎたいです。
   できたら一生生活に困らないくらい稼ぎたいですが」


講師「うーん漠然としていますね、もう少し具体的な問いにしましょうか。
   では、月収でどのくらい稼ぎたいのでしょうか?」


生徒「そうですね、普段のスーパーの買い物でも値段を気にすることなく買えて、
   ほぼ毎日外食できて、年に3度は海外旅行にいきたいですね。
   となると最低月収100万くらいは稼ぎたいです。
   でも税金で取られてしまうから、200万くらいかな? 


講師「とすると月収200万。年収2400万円くらいですね」


生徒「ええ、けっこう控えめな額ですが
  (本当は億といいたいところだけど、あまり欲張っては失礼だろうし)」


講師「なるほど、わかりました。
   ところであなたは、貯金はどのくらいもっていますか?」


生徒「200万円くらいです。5年間会社に通いながら貯めました」


講師「では、その200万円を海に投げ捨てることはできますか?」


生徒「え!? そんなことできるわけないですよ!」


講師「あるいは、あなたが一番憎いと思っている人物に、
   気持ちよくその200万円をポンと差し上げることはできますか?」


生徒「はぁ? いきなりなにいってるんですか! 
   そんなこと絶対にできるわけがありませんね!」


講師「でしたら、残念ながらあなたは月に200万円を稼ぐことは無理ですよ」


生徒「なんでですか?」


講師「それは、自分がどれだけ稼げるかというのは、
   自分がどれだけ損ができるかと同じことだからです」


生徒「・・・よくわかりませんね」


講師「トレードはいつも勝てるわけじゃないんです。負けるときもあります。
   勝ちと負けは等価・・・価値が同じであって、表裏一体なのです。
   つまり、どれだけ勝ちたいのか?というのは、
   どれだけ負けられるのか?と同じ問いなのです。
   今はわからないかもしれませんが・・・」


生徒「わかりませんね・・・」(不満の様子)




講師「もう少し、この話を続けましょうか?」


生徒「ええ、いいですよ」


講師「じゃあ、あなたが実際に海にお金を投げ捨てたり、
   憎い人にあげることができる金額ってどのくらいですか?」


生徒「あまり考えたくないですが・・・そうですね、10万円ぐらいかな?」


講師「うーん、まだ真剣になれていませんね。
   いいですか? ここはとても大事なところです。
   もっと具体的にイメージしてください。
   今から海に行ってお金を投げ捨てるんですよ。
   コンビニのATMで10万円を引き出して、
   それを財布から取り出して、海にばらまくことができますか?」


生徒「・・・そういわれると難しいでしょうね」


講師「では、1万円ならどうです?」


生徒「本当にやるとなると、それでも躊躇しますね。
   嫌な人にも渡したくはないですよ。
   親友にだって1万円の食事を奢るってなかなかできないことですからね。
   自分の気分が良くなる使い道、
   たとえば御賽銭や寄付にだって1万円を気軽に捧げることはできませんから」


講師「では、嫌な人にもくれてあげることができる、
   まったく見返りを考えないお金、
   あなたにとって使ってもまったく気持ち良くならないお金、
   つまり、あなたにとってのハシタガネってどのくらいですか?」


生徒「それは千円くらいですかね」


講師「まあ、そんなものですよね。だいたいみなさんそのくらいの額に収まります。
   はい、これであなたがトレードで稼げる額が決まりました」


生徒「・・・え?」


講師「あなたがトレードで稼げるのは、1回のトレードで千円の範囲ですね。
   USD/JPでYせいぜい1枚の取引です」


生徒「たった1枚ですか?? いつもは10枚以上でトレードしているんですけどね!」


講師「でも、それで損切ができずに
   いつも塩漬けになってしまって困っていたのでしょう?」


生徒「・・・」


講師「それと、USD/JPY1枚で10pips動くと千円のプラスマイナスになりますから、
   あなたのトレードは1枚(1万通貨)で
   10pipsの範囲でやりとりしてください」


生徒「たった10pipsですか?」


講師「そのくらいの値幅だと、
   必然的に5分足を使うスキャルピングになってしまいますけどね。
   もう少しトレードのスパンを長くしたかったら、
   0.5枚(5000通貨)で、20pipsの範囲にしてもいいでしょう
   今のあなたができるトレードとは、これくらいの規模であるということです」


生徒「それじゃあ全然稼ぐことができませんよね。
   これで月にどのくらい稼ぐことができるんですか?」


講師「月に+200〜400pipsといったところですね。
   10万円の証拠金を用意して、毎日朝から晩までやって
   USD/JPY1枚のトレードで2万円〜4万円の利益が望めるでしょう」
  

生徒「はあ? それじゃあまったく話にならないですよ! 
   バイトしたほうがマシじゃないですか!」


講師「どうも勘違いされておられるようです。
   私が教えられるのは、トレードで勝つための方法であって、
   億万長者になる方法ではないのですよ。

   それに、これ以上運用規模を上げたら、
   あなたは利益を出すどころが損が累進的に増えていくでしょうね。
   10枚のトレードをやるのならば、
   九分九厘あなたの貯金は半年も持たないでしょう」


生徒「ええ?! トレードで勝てるっていうのならば、
   それは負けないっていうことでしょう? 違いますか?
   それなら毎日お金がどんどん増えていって当然なのではないのですか?」


講師「はぁ・・・そんな虫のいい話がこの世知辛いご時世、
   一体どこに転がっているのでしょう?
   勝てるといっても、トレードを100回やって、60回がいいところなんですよ。
   裏を返せばあとの40回は絶対に負けなければならないということなんです。

   トレードは世間では一攫千金の間違ったイメージが根強いですが、
   実際はそうやって回数を重ねて少しづつ利益を出していくものです。
   商売でいうところの薄利多売みたいなものなんですよ。
   トレードの回数をこなしてナンボなんです。

   あなたは千円なら未練なく投げ捨てられるでしょうから、
   技術を身につければ100回やって60回は勝てるでしょう、
   そして40回はキチンと負けることができるでしょう。
   しかし、1万円ならまだ投げ捨てられないのだから、
   40回もちゃんと負けることができません。
   きっとたった数回しか負けることができないでしょう。
   そして負けるのが嫌になって損切できなくなるはずです。
   それでは、60回勝つことも不可能で、
   つまりトレードが回らない、トレードにならないのです」


生徒「・・・」(長い沈黙)


講師「まだおわかりできないようですが、
   ここをわかって頂けないことには先に進めません」


生徒「理屈ではわかっても、感情的に納得できない感じですね。
   とにかく儲けたい気持ちでわらをすがる思いでここにきたのですから」


講師「それはそうでしょうね。私もそうでしたから。
   その気持ちは十分にわかりますよ。
   しかし、私にはその儲けたい気持ちが原因で、
   あなたがこのあと手痛い失敗をするのが目に見えています。
 
   誰もが欲のために、
   トレードをやれば大金持ちになれると短絡的に考えてしまう、
   幻想を抱いてしまうものなのです。
   人によってはその幻想から覚めるまで、
   こんな簡単なことを納得するのに5年、10年かかって、
   それまでに軽く数千万くらいの損を重ねてしまうでしょう。
   そこまでいって、
   やっとトレードで勝つために何が必要だったのか気づくのです」


生徒「必要なこととはなんですか?」


講師「私が最初に言ったことですよ。
   トレードで稼げる金額とは、自分が自腹で損できる金額である
   ・・・という残酷な真実を知ることです」


生徒「・・・え?」


講師「月100万円稼ぎたかったら、自腹を切って
   月100万円損することができなければならないということですよ!
   それがどのくらいの金額なのか、
   それがつまりトレードで自分の実力が発揮できる範囲であり、
   それが自分の器であるということです」

生徒「!!」


講師「投資の世界でいつも大儲けしているのは金持ちだけです。
   金持ちがますます金を稼ぐのです。
   それは金持ちにとって100万ぐらいは失ってもいいお金だから。
   乱暴に言えばハシタガネだからこそできるのですね。

   逆に貧乏人は奪われて終わります。それは貧乏人にとっては
   たった千円すらもハシタガネに思えないからでしょう?
   しかし、たったそのくらいのリスクも背負うことができずに
   何千万も稼ぎたいなんて、はなはだ虫がよすぎると思いませんか?」


生徒「私だってそのくらいのリスク負えますよ! 
   いや、本気になれば10万円失うくらいのリスクだって覚悟できるんです!」


講師「そういうあなたは、リスクという言葉を甘く解釈している。
   まだわかっていません。
   ほとんどの人がリスクとは、ただの危険の可能性でしかなくて、
   そんな危険は実際には起こらないだろうと高をくくっている節があるのです。
   口にした覚悟という言葉に、そんな甘さを感じます。

   しかし、プロは違います。プロはリスクを厳しく解釈しています。
   リスクがあると感じたら、それはすでに起こったものとして考えています。
   つきつめれば、それが勝ち組と負け組の違いですよ。  

   ほとんどの人が千円を失うのすら怖い。そして実際に失えば怒り悲しむ。
   そうした負の感情が表に出てしまうのは、
   自分がそのリスクを真剣に考えていなかった証拠で、
   つまり、リスクをまったく克服できていないということなのです」


生徒「けれども先生の話だと、
   それでは僕の器は月に2万円稼ぐのがやっとになってしまいます。
   それでは虚しすぎます! もっと大きくならないのでしょうか?」


講師「もちろん人間は成長するものですから、
   リスクを許容できる器は大きくできますよ。
   でも、それには時間と経験が必要なのです」


生徒「ちなみに先生の器ってどのくらいなんですか?」


講師「私ですか? まあ1回のトレードで5万円程度のリスクは負えます。
   月に200回トレードするとして、それでやっと+100万くらいですかね。
   それが私の器です。税金もあるから年収にしたら1000万円以下ですよ。
   その辺の会社にいる課長クラスと変わりありません。
   特段の金持ちでもなんでもなく、多少の贅沢ができる程度です。
   それでも、ここまでくるのに5年はかかりましたけれどね」


生徒「なんだか、自分はとても大きな勘違いをしていたみたいです。
   トレードって誰もが億万長者になれるものではないのですね?」


講師「なれる人もいますが、99%はなれないでしょうね。
   私もその中の一人の凡人ですよ。
   それに私に億万長者になれる器があるのなら、
   わざわざこうして手間のかかるトレードの講師なんてやりませんよ。
   ギター教室の先生も、スターになれる器がなかったのだから、
   生徒にギターを教えているわけですからね。
   でも、世の中の現実ってだいたいそんなもんでしょう?」


生徒「月に稼げるとしたら、数万円〜10万円くらいがやっと。
   それも不労所得ではなく副業みたいなものと考えたほうがいいのですね?」


講師「残念ながら、駆け出しのトレーダーは、そんなものですよ。
   でも、そんな夢のないことをいってしまうと
   誰もトレードやってくれませんから、
   胴元のFX業者や投資スクールはそんなことは一切いいませんけどね。
   この商売で儲けたければ、客には一攫千金の夢を見させる必要があるんです。
   そこをぶっちゃけて言ってしまう私は、
   天然か馬鹿かよほどの変わり者なんでしょう。

   さて、あなたはどうです? 
   私の話を聞いて、トレードやりたくなくなってきましたか?」


生徒「いや・・・よく考えたら目が覚めました」


講師「と、いうと?」


生徒「本当のところ私は毎月2万円すら稼ぐことはできません。
      それどころか毎月10万以上も損をしていたのです。
   だから、その負けがなくなり、利益に変わるのだとしたら・・・
      今後の人生で、もうトレードで損をすることがなくなるのだとしたら・・・
   少しでもお金を稼げる可能性があるのだとしたら・・・
   それは、やってみたいと思います!」


講師「多くの人はここで馬鹿馬鹿しい、割にまったく合わないとやめてしまうのですが、
   あなたは先に進むということですね。
   では、次回はトレードで勝つための肝についてお話しましょう」


※次回につづきます。

 


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