「FX意識改革」ブログ

 2009年から専業トレーダーになる方法を真面目に解説しています。
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# FX意識改革122 大きな夢は持たずに常に現実的な目標を設定する。
前回はスポーツにおける「技術」と「戦術」のお話しをしました。


まずはそのスポーツの技術を習得すること。

それができれば、自分の頭で戦術が考えられる。

ことトレードにおいては、
たいていの方が、技術の習得段階で頓挫している、という話をしました。

前回の話はメルマガバックナンバーを↓
http://blog.homing-fx.com/?eid=1520684



今回はその続きで「身の程を知る」という話をしたいと思います。

前回は卓球で強くなるためには、
まず基本的な技術を習得する必要があると話しました。

卓球の試合で勝つには、ドライブやツッツキなどの
基礎技術ができないと話になりません。

しかし、技術習得の地道な練習はやりたくない。
手っ取り早く勝ちたいという人もたくさんいます。
こうしたせっかちな人は、優れた用具を求めるようになるのです。

幸か不幸か、卓球はスポーツの中で一番用具がたくさんあります。

世界中に製品メーカーがありますし、
新旧のたくさんのラケットやラバーがあります。

ラケットやラバーは実に1000種類以上も存在し、
さらにラバーのスポンジの厚さも薄、中、厚、特厚と種類が豊富にあります。
しかも、毎月新商品が発売されているのです。


さて、「手っ取り早く卓球で強くなりたい」という人は、
地道に自分の力を磨くよりも、最新・最上の道具を手に入れようとします。
最新・最上の道具さえあれば、自分の実力を補ってくれると考えるのですね。

このような人がどのように用具を選ぶのかというと、
単純にトップ選手が使っているのと同じものを選ぶでしょう。

まあ、それは頷くことができますよね。

トップ選手が使っていて、実際に試合で勝って、
結果を出している製品が良い性能で信頼ができるに違いないのです。
古い商品や評価のついてない用具なんて、選ぶ人は少ないでしょう。


しかし、実際のところ、
道具を変えただけで、本当に強くなれるのでしょうか?

メーカーも商売でやっているのですから、毎月新商品を市場に出さなければ、
社員に給料が払えません。たちまち倒産してしまいます。

だから、毎回たいして代わり映えのしない製品を、
〇〇の新技術、〇○搭載スポンジ、〇○選手が使用中!と
手を変え品を変えて、大々的に宣伝してどんどん売り出さなければならないのです。

そしてユーザーたちに新製品の情報を伝える卓球雑誌は、
メーカーとガッチリ手を結んでいます。

メーカーは広告主なのですから、雑誌社がその製品を悪くいうことはできません。
新商品が出れば、雑誌はその製品のレビューを乗せます。
メーカーとつながりが深ければ、そのレビューが批判的なはずがありません。
なぜならば批判すれば、広告を載せてくれなくなるし、
雑誌社にとっていいことは何もないからです。


一方で、初心者ユーザーたちは、常に悩みを抱えています。
結局ラバーを変えてもたいして実力は変わらず、
地道に練習をして技術を身に着けていかなければ、
いつまでも自分の実力は「いまひとつ」のままです。

すると「用具の性能が悪いのかな?」とズレた所で悩むようになり、
そんなときに雑誌のレビューで、新商品を見かけます。

なんでも最新テクノロジーを結集したもので、あのメダリストも使っている製品だ。
となれば「これを使えば勝てる」と思って、すぐに新しい製品に飛びつくのでしょう。


しかし、トップ選手が使っているラバーというのは、
そもそも卓球の技術を一通り身に着けて、かつ試合経験が豊富な上級者向けのものなのです。

スピードが出て、回転がかかるラバーを使っているわけですが、
こうした高性能なラバーというものは、スポンジの厚さがあるので、
重量が重いし、弾みすぎるしで、コントロールがしにくいのが常です。

卓球初心者が重量のあるラバーを張れば、まず重くてラケットが自由に振れないでしょう。
結果、振り遅れる、空振りする、芯に充てることができない、という状態になります。
対戦相手よりラケットを振るスピードが遅ければ、相手のかけた回転を返すことができません。

そんな状態で基礎的な技術を身に着けるようと思っても、
ミスが連発で思うようにいかないでしょう。

メーカーも商売なのだから新製品を大々的に宣伝するわけですが、
憧れの選手と同じ製品を買ったところで、実際に強くなれるわけでもありません。
いや、逆に弱くなってしまうことがほとんどです。

結果的に、トップ選手が使っているのと同じ最上の用具を使っているのに、
実際はそれが上達を阻害するといった皮肉なことにもなっているのです。



では、正しい卓球用具の選び方とは、どういうものでしょうか?
それはあくまで「自分の実力に適した用具を選ぶ」ということです。


自分の筋力が弱ければ、厚くて堅いスポンジのラバーを使いこなすのは無理です。
スピードや回転は落ちますが、コントロールの良い薄くて柔らかいラバーを選ぶべきです。

ラケットも重量が重いものは、単純に振ることができません。
やはり威力は落ちますが、軽いラケットから選んでいくことです。

たいてい高額な用具というのは、トップ選手用に作られているので、
自分の実力に見合っていないものがほとんどです。

意外に安い製品や、昔からある製品のほうが、
今の自分に合っているというケースがほとんどなのです。

結局は、理想の他人が使っている用具ではなくて、
現在の自分の実力をしっかりと冷静に、冷徹に分析して、
その今の自分に見合った用具を選ぶのが、上達の近道なのですね。



というわけで、卓球に限らないことだと思いますが、
「身の程を知る」ということが、物事の上達においては必要なのです。
卓球を例に「身の程を知る」ということを話しましたが、
こういうことって、他にもよくあることでしょう?

さて、今いったことは、そのままトレードにも当てはまります。
トレードを上達させていくには、まず自分の身の程を知らなければなりません。


みなさんは何億も稼ぐトップトレーダーにあこがれてはいないでしょうか?


そのトップトレーダーと同じになりたいために、
運用資金を増やす、あるいは1pipsを積み重ねるスキャルピングをやるなど、
思いっきり背伸びをして無理をしてはいないでしょうか?

FX業者が利益を上げるためには、顧客に頻繁に取引してもらわなければなりません。

そのためにはスキャルピングがやりやすい環境を整えます。
スプレッドを狭めて、最新のチャートソフトを用意します。
スマホなどのソフトも充実させ、そして有名なトレーダーをタイアップで使うでしょう。

しかし、トップトレーダーと同じ環境を整えたからといって、
同じような稼ぎが出せるかといったら否です。


安定的に稼げている人というのは、身の程を良く知っています。
FX業者の喧伝などは馬耳東風で、あくまでもマイペース。
自分がドキドキしない資金額で、ゆったりとトレードをしている。
常に自分が一番実力を発揮できる環境を整えているのです。


稼げていない、大損をしてしまう人は、
私が思うに背伸びし過ぎている場合がほとんどです。
たぶん、もうすでに勝てる実力があるのです。
自分に適した運用額やレバレッジにして、自分に適したスパンでトレードすれば、
すでに勝てる実力があるのに、無理をして上のクラスでの挑戦を続けてしまっている。

「こうなりたい」という目標に捕らわれすぎて、
今の自分を見失って自滅しているのです。



自分を見失わないために心の軸にするべきは、
理想の他人ではなくて、現実の自分です。

そして、目標を作る場合でも、
現実の自分から乖離するのはよくありません。

目標を作るコツは、理想の他人に照準を合わせるのではなくて、
「今の自分の1.2倍を目安にする」ことです。


いま年収300万円だとしたら、それを転職して1000万にするのは無理です。
年収300万円の人が、その1.2倍の360万円を目指すのは、十分に実現ができる範囲でしょう。

ちなみにこの1.2倍というのは、
私の長年のトレード経験においても頷ける「成長倍率」なのです。

たとえば、投資金額を100万円にするとしたら、
一か月のデイトレで1.2倍の120万円にするのが実現可能な目標です。
それを2倍、3倍にしようとすると、そんな無謀なトレードは必ず破綻します。

また、いつもは5分足で10pipsを利食いの範囲にしている人が、
この1.2倍の12pipsを狙うのは、実現可能な利益目標です。
それを50pips、100pipsを獲ろうとすると、たちまちポジションが塩漬けになることでしょう。


話をまとめましょう。


物事が上達するためにどうすればいいか?


それは、スタートの基準を定めること。
つまり、自分の身の程を知ること。

その上で上達していこうとするのならば、理想の他人を目指すのではなくて、
現在の自分の1.2倍増しくらいを目標にしましょう。

あるいは、現在の自分の1.2倍くらいのところにいる他人を目標にしてください。
スポーツなら理想のトップ選手を目標にするのではなくて、
地域のサークルにいる上手い人を現実的な目標にするべきなのです。

そしてその目標が実現したら、また1.2倍増しを目標にして、
一歩ずつ成長の階段を上っていけばいいのです。

トレードにおいては、ほとんどの方が自分を見失っています。
逆にいえば、身の程さえ知れば、たちまち勝てるようになる方が
ほとんどなのだと私は思います。

・運用資金を見直す(ドキドキしない額にする)
・レバレッジを見直す(ドキドキしない範囲でやる)
・使う足を見直す(自分の判断が追いつくスパンでやる)
・狙う値幅を見直す(欲張らない範囲に収める)
・トレードする通貨を見直す(複数を見すぎずに、いくつかに絞る)
・使うテクニカルを見直す(自分が理解できるものを選ぶ、数を絞る)

トレード環境は、こうなりたいという理想に合すのではなくて、
現実の自分を軸に環境を整えてください。

そして、まずは稼ぐことを目標にするのではなくて、
毎月負けないように努力することを目標にしてみることです。
そうすればきっと良い変化が訪れることでしょう。



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