「FX意識改革」ブログ

 2009年から専業トレーダーになる方法を真面目に解説しています。
<< October 2017 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 >>
<< テクニカル解説029 イベントや指標で急変動したときの戦略 その2 | main | テクニカル解説030 イベントや指標で急変動したときの戦略 その3 >>
# FX上達のヒント 私が相場から学んだこと その4

私が相場から学んだことの話を続けましょう。

 

一番強く心に残ったのは「人間の欲は恐ろしい」という教訓です。

 

トレードを少しかじれば誰でも感じることですが、
人間の欲にはまるで果てがありません。

 

最初は月1万円でも儲かったらいいなと思ってはじめたら、
すぐにその額ではとても物足りなくなり、
投資資金を増やして、月10万円儲けたいと思う。

そして実際に10万円儲けたら、またその額では物足りなくなって、
もっと、もっと、2倍、3倍儲けたいと思う。

 

勝つたびに手にしている額がすぐにちっぽけなものに感じて、
際限なく、大金を手にしたい欲にかられる。

その結末は、リスク管理が破綻して、ポジションが塩漬けになり、
追証が払えなくなって強制的にロスカットで大損になるでしょう。


人間の欲は果てしない・・・

自分が王様になり、権力と巨万の富と酒池肉林を実現したとしても、
まだ物足りないと思ってしまうものなのでしょう。
世界の歴史でありふれた暴君や暗愚皇帝は、
欲の暴走を抑えられなかったごく普通の人間なのかもしれません。

 

どこかで欲の果ての線引きをしなければ、
いつまでたっても欲が満たされることがない。

ことトレードにおいては、ロットの上限や利食いの上限を決めておかないと、
どんどん投資金額を増やしてしまうし、また欲張って利食いを伸ばし続けてもしまいます。

どこかで果てや天井を自分で線引きして決めなければならないのです。

 

 

人の欲にはまた違った怖さもあります。

 

それは、すべての物事に色眼鏡をかけて見てしまうこと。
つまり、自分の都合よく解釈してしまうことです。

 

欲とお金がある状態でトレードをすると、
パソコンを開いた瞬間に、たまたま上がっていれば、
これはもうなんでも上がりそうなチャートに見えてくる。

 

「すぐにもうかるに違いない」

 

そうなったら、あとは上がることしか考えられません。
速攻で大枚を買って、下がっても損切などはしない、だってすぐに戻るだろうから、

・・・と、すべて自分の都合よく考えてしまう。

 

欲が大きくなると、行動がとても単純化されるものです。
買うにしてもロットを分けて買うべきなのですが、
いきなりドンとレバレッジをかけて限界まで全部買ってしまう。

だって、必ず上がるなら、今すぐ目一杯に買わなければ損じゃないかと思うから。

 

いつのまにか

「もしかしたら儲かるかも」が、「きっと儲かる」に、そして「絶対儲かる」に
どんどん心が豹変していく。物事を都合よく見る人間の恐ろしい欲の成せる業です。

 

 

 

そもそも人間の商売は、人間の欲を利用したものです。

 

抗菌石鹸とうたった商品を見れば、
すべての菌をシャットアウトしてくれるのだろうと思ってしまう。
実はただの石鹸とそんなに大差ないのに・・・

 

ダイエット商品を見れば、これさえ買えば痩せるのだろうと思ってしまう。
運動したほうがよっぽど効果が高いのに・・・

 

大学のパンフレットを見れば、
毎日楽しい、夢のキャンパスライフを送ることができるように見える。
しかし、現実は単位を取ることや、奨学金の借金による苦労が大変なのに・・・

 

骨董屋が「このツボは有名な○○の作だと思う」といえば、
それを鵜呑みに信じて大金を払ってしまう。実は偽物のガラクタなのに・・・

 

優しそうな口調と容姿のタレントを見れば、たちまちファンになる。
実は性格が最悪なのに・・・

 

と、すべての商品は、人間の欲を刺激する甘いキャッチコピーがついている。
それに刺激されたあとは、たちまち欲が介入して、
その商品のイメージを修正し、美化してしまう。

 

本当は粗悪品なのに、欲の眼鏡を通してみると、良品に見えてしまうのです。
さらに誰かの推薦やお墨付きがあれば、あとは盲目にそれを信じてしまうものです。

逆に言えば、その商品に推薦者やお墨付きや鑑定書がついているものは、危ないともいえる。

 

本当にいいものは、そんなものがなくても売れるから必要がない。
しかし、欲を持つ者に対しては、それがとてもよく効くのです。

そのような「あばたもえくぼ」状態になるのは、すべて自分の欲が原因。
だから欲というものは恐ろしいものなのです。


まあ私も自分で教材を書いて販売している身なので強くいえないのですが、
レターにかなり厳しいことや注意書きを詳しく書いているのにもかかわらず、
良く読まずに、いまだにこれさえ買えば、

すぐに無条件で儲けられると思ってしまう人があとをたちません。

 

サポートもほとんどできない、限度がある、

純粋なトレード技術を伝える電子書籍ですよ、と正直に書いているのにも関わらず、
大儲けができるまで無制限にいつまでも助言をくれるものだと勝手に解釈する人もいる。
ホントの商売上手なら、そういう人のために別途でサポート料金を取るのでしょうけれども、
私はそういうのはやりたくはない。

 

なので、夢見がちな人が期待を膨らませて「すぐに儲けられるのですか?」と聞くのですが、
そのような方には

「いや練習しないと無理なので、そのような期待をするのであれば、買わないほうがいいでしょう。
純粋なトレードの教科書ですよ。それなりに技術を身に着けるには時間がかかりますよ」と

あえてお断りしてもいます。

 

なぜ、期待を裏切って断るのかと言えば、

その方はすでに欲の眼鏡を通して物事を見てしまっているからです。
それは、トレードにおいて致命的なことでもあり、
そのような状態では相場で勝てる見込みがないから、

欲が冷めるまで時間を置いたほうがいいでしょう。

 

欲が強いままトレードをすれば、
たとえば買いたい気持ちが強ければ、なんでも上がるチャートに見えてしまう。
勝手にあばたもえくぼ状態になり、相場の印象を自動的に修正してしまう。

なんでもかんでも自分の都合よく考えてしまうことになる。
よって、負けるということです。

 

 


人間の欲は、事実を捻じ曲げます。

都合の悪い事実を見たとしても、
欲があればそれは隠匿され直ちに修正、美化されます。

 

欲は真実の姿を強引に捻じ曲げる、極度に屈折した眼鏡のようなものなのです。
人間はそれを常にかけて世間を見ているのです。

 

そうなってしまうのはなぜなのかといえば、前のコラムで書いたように
もともと人間は気持ちのいいことしかしたくないからです。
気持ちいいことしか考えない、自分の都合のいいことしか考えない。

その原因はすべて己の欲にあるということです。

それが、人間の持つ欲の本当の怖さだと、私は相場から学びました。


相場の正体は、地雷原ばかりの危険地帯です。
しかし、欲の眼鏡補正があると、それが安全なお花畑に見えてしまうのです。

 

すると損切をしない、リスク管理をしない。
スキップしながら地雷原を進むようになるのです。
すべてが欲の眼鏡による悪補正によることです。

 

欲の眼鏡をしていれば、お花畑に見える。
外せば、たちまち地雷原の荒野が姿を現す。

 

現実はそんなものです。
だからこそ、常に欲の眼鏡を取り外して、ありのままの姿を見なければなりません。

 

 

 

では、物事をありのままに見るためにはどうすればいいのか?

そのためには経験によって鍛えられた直感が重要になってきます。

 

直感で感じたことはほぼ正しいのです。
直感で見たときには、パッと見の印象だから、まだ色眼鏡はかかっていない。
しかし、時間が経てば次第に色眼鏡がかかって、事実をたちまち捻じ曲げてしまうのです。

 

データを見る時も、直観は大切です。
データ分析すれば公平に物事を判断できると思うかもしれませんが、それは違います。
人間は自分に都合のいいデータだけをピックアップして、

都合の悪いデータをシャットアウトするからです。

 

株などもトータルで見ればその会社はよくないのに、
たった一つの指標に注目して、それが良ければすべて良いように思う。

そういうことってよくあるでしょう?


トレードで勝つには、事実をありのままに見る、
つまり、物事を公平に、ニュートラルに見るということができなければなりません。

そのために私は物事のありのままを見る方法の現象学を勉強しましたし、
人間心理についても勉強を重ねてきました。


いつでも素の心で、欲を排除して、自分の都合よく考えない。
物事の真実の姿を見ること。

 

言うは易し行うは難しですが、常にその教訓を呪文のように繰り返していれば、
相場に騙されることは少なくなってきます。
少しずつ相場のありのままの姿が見られるようになってくるはずです。

 

 


同様に世間も、欲の目を排除して見れば、少しづつ真実が見えてくるでしょう。

 

たとえば政権公約なんて、甘い言葉しか書いていないでしょう?
なんで、あんな甘い言葉ばかり並べるのだろうかと思いませんか?
ちゃんと厳しいことをありのまま書くべきじゃないですか?


それは、ありのままのことを書いたら、だれも投票なんてしてくれない。

選挙で負けてしまうからです。負けてしまったら元も子もない。

だから、有権者には「夢」を見させてあげなければなりません。

 

甘い言葉を書いておけば、あとは勝手に有権者が己の欲眼鏡で、
都合よく解釈してくれるからです。

 

その人間の欲の習性を利用している政党もあくどいですが、
有権者がその甘い言葉を信じてしまうのは、一番の原因は自分の欲にあるということです。

 

しかし、ここが大切なことなんですが、

その甘い言葉にひっかかって「だまされた!」「裏切られた!」

といったら、負けなんですね。

 

それは「自分に物事を見る目がなかった」と、
周りに言いふらしているのと同じことなのですから。

そう思ったらぐっと言葉をかみしめて、今度はちゃんと真実の姿を見てやろうと

次の教訓・課題にすることです。


というわけで、
欲を排除して物事を見ることができるようになってくると、見えてくる世界が変わってきます。

それは酷い世界かもしれませんが、
少なくとも真実が見えれば、余計なことに惑わされずに回り道をしなくて済むようになるでしょう。



※ご参考になったら押してあげてください↓
人気ブログランキングへ にほんブログ村 為替ブログ FX デイトレ派へ

| - | - | 11:09 | category: FX上達のヒント(コラム) |
アーカイブ
プロフィール
そのほか
サイトサーチ