「FX意識改革」ブログ

 2009年から専業トレーダーになる方法を真面目に解説しています。
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# FX上達のヒント 「頭と尻尾はくれてやれ」を本当にわかっている人は少ない

トレードで、今まで利益が出ていたのに、利益を欲張りすぎてしまい、いつの間にか反転し、利益が減ってしまったので、今更利食いができず、持ち続けている間に反発して損に変わる、あとは塩漬けになってしまう。・・・という経験は誰しもあると思います。

 

今日は、そうならないための考え方、意識改革について話したいと思います。

 

ちょうど、現在のUSD/JPYの1時間足がそのような状況ですね。

 

USD/JPYの動向については前の記事で書いた通りです。105円半ばまで進んだあとは反発して数日もみ合ってから、また下がり出すと書きましたが、その路線で進んでいるところです。で、1時間足を見てみましょう。

 

USD/JPYの1時間足はこのような急落から反発のチャートになっています。今はRSI70%まできたので、この辺りで上値が重くなり、もみ合ってからまた下落しそうな形ではあります。このままグングン上に進んでいく可能性が低いのは、前回記事で書いたように上の4時間足や日足が重いからです。

 

さて、このチャートですが、aから崩れてきたときは、aで売りを持つのは良いエントリーです。aで売りを持つことができたとして、どこで利食いをするかが問題です。bが底ですが、bで利食いをするのはとても難しいのです。

 

トレードが上手く勝てない人が共通で持っている意識として「理想」「完璧」というものがあります。悪く言えば「欲張り」「がめつさ」です。彼らは皆、天底を綺麗に取りたいと考えているのですね。

 

aから売りを持ち、利益が出て、bの時はまだ下がっている最中だから「もう少し利を伸ばそう」と考えるのは当たり前です。しかし、少し反発してcの場面に来た時は「ここで利食いするとbより利益が少ないのだから、また落ちるのを待とう」と欲張って考えてしまうわけですね。具体的にbのときには+10万円あった利益が、cのときに+7万円になっていたら、ある意味3万円損してしまっているわけで、利食いができなくなってしまうのです。

 

ちなみにそれは、ロットが増えて価格差が大きくなるほど、もっと躊躇することになります。1万円の利益が7000円になってたのなら、まあ3000円の差しかないから、スムーズに利食いできるでしょう。しかし10万円の利益が7万円なら3万円の差なので躊躇します。これが100万円の利益が70万円なら差が30万円なので、もっと躊躇することになるのです。

 

というわけで、cで利食いができない場合は持ち続けます。するとまた下がってきたので、売り手は安堵して、またイケイケの考えになり、dで利食いをしようという気はなくなります。dのときはもっと下がりそうに思うからです。しかし、その後ジリジリと反発に合い、eではゴールデンクロスが起こって状況が変わりました。また、欲張りな売り手は利益が減ってしまったので利食いができません。「また下がるだろう」と思っていたら、今度は上がり始めました。どんどん利益が減っていくので、こうなってしまったらもう利食いはできなくなります。そうこうしている間に行って来いになり、利益を失ってしまうのです。

 

こういう失敗は誰にでもあります。その失敗の原因は、考えが「欲張り」だからに他なりません。これを防ぐには意識改革をするのです。そもそも図のエントリー地点のaから、後でわかった結果論の底のbを綺麗に取ることはまずできません。まあ、事前にトレードプランを建てていれば、bは4時間足でサポートラインが引けるところですから、利食いするのは可能ではあるでしょう。しかし、実際にbのときは激しく下がっているわけで、そんなときにピシャリと100%利食いを判断できるものでもないのです。プロだってもう少し持とうと躊躇するところです。

 

そもそもの話、トレードは天底を綺麗に取ることはできないのです。天底を取る、それは誰もが意識下に持っている理想ですが、実際にはその三分の二程度しか取ることはできないのだと知ることです。事実上の天底の三分の二、あるいは半分も取れれば、それはトレードとして大成功、御の字なのです。

 

ですから、この図だとaから売っていて、どんなに伸ばしたとしても、ゴールデンクロスが起こってしまったeで利食いをしなければなりません。a〜b間より利益が少なくなってしまいますが、そもそも天底のa〜b間は取れるものではない。a〜e間を取れば十分なんだという意識があれば、さっくり利食いができます。その意識改革ができていれば、eで利食いしても「よし!利益が出た」と考えるわけですが、意識改革ができてなければ「くっそ〜、bで利食いしていたらもっと儲かっていたのになあ!」と考えるわけです。後者の考えはとても危険です。そのように考えている間はトレードで勝てないでしょう。

 

「頭と尻尾はくれてやれ」と格言がありますが、これはすごい深い格言なのです。頭や尻尾は取れない。それは理想、いわば幻想なのです。たまに綺麗に取れることもあるのですが、9割は取れない。だから、常にそれを求めてはならない。最高の利食い地点は求めてはならない。エントリーから最高の利食い地点の三分の二取れれば御の字だと思っておくことです。

 

そこそこで利食いしておいて、反発する形になったら、また高値まで戻ってくるのを待ってから売り直せばいいのです。このチャートならRSI70%に到達していますから、またそろそろ売り時でしょう。ピンクの線が上に向いている間は売りにくいですが、割ってくるとまた下落が始まりますから、そのタイミングで売りを持てば、また稼ぐことができるわけですから。・・・と考えておけば、1回のトレードを永遠と引っ張ることはなくなってくるでしょう。

 

そのように考えて、天底を完璧に取ろうと甘く考える幻想からは、さっさと卒業しましょう。それができれば脱初心者。玄人の仲間入りです。

 

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| - | - | 09:48 | category: FX上達のヒント(コラム) |
# FX上達のヒント 人づきあいの距離感がわかる人は、トレードも上手いだろう

 

今日は、人付き合いの極意について書きましょう。


そもそもの話、人間には全員、エゴがあります。


私にもあなたにも、譲れないエゴがあるのです。


ですから、どんな人でも、距離を詰めていけば、エゴとエゴがぶつかり合い、


絶対にトラブルが起こり、人間関係が激変する特異点のようなポイントが存在します。

 


たとえば、月に1度会う仲の良い友達であっても、


それが毎日合うようになったら、どうでしょう?


「よお!遊びにきたよ!」と毎日いけば、「いい加減にしろよ!」と


必ずトラブルが起こる(反発に合う)わけです。


この、距離感覚というのは、今言ったような人に会う時間間隔もそうですが、


心理的な距離もあります。


夫や妻、職場の人は、毎日合う存在です。


心理的な距離が詰まれば詰まるほど、必ずトラブル、争いが生じるでしょう。


相手が自分と完全な同一個体でなければ、距離はゼロにすることはできないわけです。

 


ですから、人との最適な関係になれる距離を、自分が見極めなければなりません。


「この人とは、どの距離感覚でいれば、良好な関係を築けるのか?」


そのゾーンを見極めて、自分が距離をコントロールすることに努めるのが、


私は、交流術の奥義であると思います。


自分と合う人は、距離を詰めてハッピーになればいいし、


自分と合わない苦手な人は、ほどよい距離を保ったままにしておく。


そういうことです。

 

つまり、人とうまくコミュニケーションできない方は、


口下手であるとかルックスの魅力がないとかではなくて、

 

「距離感がない」のが大元の原因です。


それは、もっと言えば、


自分のことだけを考えていて、さっぱり相手のことを考えていない、からです。

 

 

相手と100ある距離をゼロまで詰めようとすれば、

 

ある人は90で反発するし、ある人は50で反発し、

 

ついには全員が反発するわけです。


裏を返せば、徹底的に人との距離を詰めることが、全員に嫌われる方法です。

 

人づきあいの距離感が下手だと、

 

結局はみんなから反発を受けて、嫌われてしまうわけですね。

 

 

反対に距離感が上手い、わかっている人は、交友関係が広いでしょう。


友達も多い。それも広く浅くでなくて、広く深い関係を作れるのです。


もちろん相性が悪い人もいるでしょうが、

 

そういう人はあまり距離を詰めずに良好な関係を保つ。


相性のいい人は距離を詰めて仲良くなっている。


というわけで、交友関係の悩みというのは、つまり、相手との距離の悩みなのです。


相手に合わせてその距離を自在に伸縮できる人は、交友関係の悩みも少ないものです。

 

 

さて、相場も友達のようなものです。


相場と良好な関係でいられるのは、どのくらいの距離感が適切か?


それを良く考えてください。


たとえば、損切や利食いライン。


これはトレーダーの「距離感」のセンスが問われます。


USD/JPYで5分足のトレードなら、10pips〜20pipsが利食いや損切の限度です。


利食いや損切を50pipsや、100pipsまで伸ばそうというのは、距離感が失われています。


これでは相場と確実にトラブルになります。


具体的には相場に翻弄されて自分は怒り出し、

 

放置していると事態が悪化して、さらに怒ることになります。


気づいたときにはエントリーしたポジションから遠く逆行してしまい、


相場との関係修復が不可能になっていることでしょう。

 


また、トレードスタイルにも「距離感」のセンスは重要です。


ハイレバレッジで一日10時間スキャルピングをするのは、

 

相場とかなり距離を詰めた行為です。


もう相場と結婚するくらいの覚悟でないと、これは上手くいきません。


自分と相性が合えばよいかもしれませんが、悪ければ破滅します。


たとえば若い時の恋も最初は、

 

ガンガン突っ込んでしまってケンカして破綻することはよくあるでしょう。


経験を積んだオトナなら、ガツガツせずにほどよい距離を保ち、


島耕作のようにたまの逢瀬を楽しんで上手くやると思うのです。

 

 

トレードも勝てるようになったらガツガツせずに、ライフスタイルを優先するのが吉です。


金(トレード) < 自分のライフスタイル


になっていれば上手くいくのですが、


自分のライフスタイル < 金(トレード)


では、上手くいかないものです。

 

 

相場は追いかければ必ず逃げる・逆切れされます。


相場の機嫌が悪いときは近寄らず、機嫌が良い時に近づけばいいのです。


相手(トレードならUSD/JPYとかEUR/USDとか、5分足とか1時間足とか・・・)

 

に合わせて、自分の立ち位置、相手との距離をベストに調整していく。


これが交流術の奥義であり、転じてトレードの奥義でもあります。

 


今年もあっという間で、もう終わりです。

 

新年を前に人づきあいの距離感、相場との距離感を見直してみるのも良い機会でしょう。

 

 

 

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| - | - | 16:37 | category: FX上達のヒント(コラム) |
# FX上達のヒント 「エントリーし損ねた時の悔しさを克服するには?」

以下は先週来た、私の教材の購読者からのメールです。

 

この方は4年かかって、FXで勝てるようになられた方ですが、

ブログ読者のヒントになれば幸いと思い、許可を得た上で私とのやりとりを掲載いたします。

ご参考にしてください。

 

 

千草様

 

大変お世話になっております。Mと申します。

4年ほど前から、ブログや教材などで勉強させていただいております。

 

4年前はまだ学生で、しかも全くの素人の状態からのスタートでしたので

トレードをするたびに負けがかさみ、何度もやめようと思いましたが、

いまはおかげさまで、FXで年間300万円ほど収益が出るようになりました。

 

ありがとうございます!

 

以前、メールで相談させていただいたときは勝ったり負けたりで全然収益が伸びなくて

モチベーションが折れそうだったのですが、

トレーダーの成長ステージとして負けからトントン、

そして利益を出せるステージに移行するとの千草様の言葉を信じ、
エクセルで自分のトレード記録をつけて分析し、

トレードノートをつけて自分のトレードスタイルを確立させてきた結果だと思ってます。

ありがとうございます!

 

 

他の教材や手法に浮気せず、千草さまの教材やブログ記事をベースにひたすら基本を守り、

それに自分なりのアレンジを加えて現在はトレードをしています。

 

ただ何度も申し訳ないのですが、1点おうかがいしたいことがあります。

 

質問は逸失利益についてです。

 

要するに、エントリーしそこねて

本来獲得できたであろう利益を失ってしまった時のメンタルのコントロールです。

 

私は明確なトレンド相場や、経験上この後ブレイクが起きて

トレンド相場が形成される可能性が高い場面に限りエントリーするようにしています。

ですので、トレード回数はあまり多くありません。

日足と4時間足でトレンド方向を確認しつつ、

1時間足でエントリーポイントを選別しています。

 

このトレードスタイルでやってしまう失敗パターンが、

押し目待ちに押し目なしというパターンです。

 

4時間足が短期移動平均線に支えられて大きく上昇しているとき、

4時間足がいったん長期移動平均線まで下落して

明確な押し目を作るのを待ってからエントリーしようと待っていたら、

結局そのままドンドン上昇していってしまったというケースが割りとあります。

一応1時間足ではエントリーポイントなのですが、

4時間足がすでに大きく上昇しているので

いまからエントリーするのを怖がってしまうのです。

結局だいぶ高値で買い直しということもあります。

 

慎重なのはいいことなのですが、

これで発生する逸失利益がかなりのものになってしまいます。

損切りはもうなんとも思わなくなってるのですが、

逸失利益が発生したときはかなりストレスを感じます。

 

千草さまもこうしたケースを経験されることはあると思うのですが、

メンタルのコントロール方法などありますでしょうか?

 

 

(以下私の返信です)

 

 

こんにちは千草です。

 

私の教材がきっかけで勝てるようになられたということでなによりです。

がんばりましたね。

 

やはりトレードはスポーツが上達するのと同じで、

成長曲線は階段状に3歩上がっては2歩下がるように遅いものですが、

コツコツがんばれば次第にできてくるものだなと実感しました。

 

 

さて、ご質問についてですが、

 

買おうと思っていたら、入るタイミングが遅くなってしまい、すでに上がってしまったら?

 

ぞれは、まあ私も悔しいものです。

 

しかし「悔しい」と感じたら相場に入らないほうがいいですね。

「悔しい」=「入るべきでない」というサインなのです。

 

たいてい悔しさから相場に入ったら、痛い目を見ます。

「悔しい」と感じたら、切り替えて次にいきましょう。

すでに上がってしまった、それには乗り遅れましたが、大きな動きが出てきたということは、

次のチャンスもハッキリとしてきます。

 

 

たとえば、急騰したのでしたら、じゃあ次は押し目で買えばいいのですね。

急騰したあとに押し目で買うのは、急騰時に高値で買うよりももっと大きな勝算があります。

 

具体的にはフィボナッチの61%や、MAの接点や、トレンドラインの接点で買えばいいのですね。

上がってしまった相場に乗り遅れたプロの人たちは、みんな「押し目を狙おう」と考えています。

ですから、急進している相場に飛び乗るよりも、

押し目で入るほうが「より確実に勝つことができる」ということです。

 

 

私の場合は、急騰した相場に乗り遅れたら、

やはり悔しいと感じます。それは人間の本能的なものです。

 

しかし悔しいと感じたら、エントリーしない。

悔しいと感じた時に相場に入ると負けます。

たいてい急落したり高値でもみあいになったりして持たされてしまいますから。

 

悔しいと感じたら、

それは「次にもっと良いチャンスがやってくる」というサインなんだと考えて、

押し目の位置に注文を置いて下がるのを待つのがよいわけですね

 

私はそうやっています。

 

 

「自分が悔しいと感じられたときは、のちに10万円もらえる」

 

みたいに考えてみてください。

そしたら、悔しい気持ちはむしろ喜ばしいものになってきます。

 

相場で勝つにはこのような倒錯的な考え方が必要だと私は思います。

 

痛い目をした後にご褒美がある。

そういう風に考えられるかどうかということです。

 

それに加えて、相場のすべてを獲ろうなんて思わないことが肝心ですね。

頭と尻尾はくれてやれという格言通りですね。腹八分目にしておくことです。

がんばれば1日10万円稼げるかもしれないけれど、まあ1日1万で上等じゃないか。

と思えるようになることですね。

 

トレードはのめり込むとどんどん余裕を失ってしまいますから。

 

このブログ記事のような大人の余裕みたいな、トレードは人生のすべてではなくて、

ちょっとした余興くらいに考えておくのがいいと思いますよ。

 

 

勝てるようになってきたら、もっと大きな勝ちを狙うのではなくって、

 

少し気楽にトレードと「距離を置く」ほうがうまく長く付き合えると思います。

 

そのほうが急いで焦って大儲けしようと思うよりも

(それはたいていジェットコースターのような成績になります)

生涯で得られるトータル利益は大きくなるはずです。

ゆるやかな上昇曲線を描く成績になるはずです。

 

 

 

 

・・・以上が私とMさんとのやり取りでした。

 

改めて、私の教材を購読して勝てるようになる方は、

私の教材を読むことでヒントをたくさん得て、

そして、それを自分の血肉にすることができる方だと感じます。

 

私の手法をまずは、マネして、トレードのイロハを覚えて、

それから自分なりのトレードスタイルを確立する。

 

誰もが「守破離」で、少しずつ自分のペースで上手くなっていくんだなと思います。

(トレーダーの成長曲線については、こちらの記事もご参考に)

 

私の教材は何度も述べているように「必勝法」ではありません。

あくまで「私のトレード手法」です。

 

自分なりにいいところを取り入れて

勝てるようになってもらえたら作者冥利につきますし、

それだけの情報量・価値は価格以上に詰め込んであるものです。

Mさんのように当教材を参考にして頂けたら幸いです。

 

⇒アドバンスドホーミングFX

 


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| - | - | 13:30 | category: FX上達のヒント(コラム) |
# FX上達のヒント 先のクイズのプレイヤーごとのエントリー位置

前回のクイズの補足を、具体的にチャートを例にしてやろうと思います。

 

 

このチャートはニュージーランドドル円の1分足です。

 

自分が10〜20pispくらいを狙うスキャルピングのプレイヤーだとして、

「買い」から入ると決めているのであれば、どこで買うのが良いのか?

 

前回のクイズでのプレイヤーのカテゴリー分けを交えて考えてみましょう。

 

 

「無」は、無謀のプレイヤーが買う位置です。

無謀のプレイヤーは、下がってきたときに「そろそろ反発するだろう」と

自分の都合のいいように考えて買います。

しかし「無」の時点で買うのは、反発の様子がまだなく、ズルズル下がっている途中ですから、

ここで買うのは無謀です。

まあ、このチャートはこのあと上がりましたが、

「無」の位置で買って上がったから結果オーライというのは、一番悪いやり方ということです。

たまたま勝てましたけれども、何十回何百回と同じことをやれば必ず負けるやり方です。

 

「不」は、不注意のプレイヤーが買う位置です。

底値圏から反発してきたので、つられて急いで飛び乗ったという感じです。

しかし、一度の反発では、それが続くかどうかは不透明なのです。

賢いプレイヤーはこの時点では、この反発がホンモノかどうか見極めるためにまだ買いません。

しっかりと様子を見ます。

値動きにつられて真っ先に一番手で乗るのはよくないのです。

 

「ク」は、クレバーなプレイヤーが買う位置です。

一旦反発が入った時点で「これはちょっと上がりそうだな」というのは、

その時点でわかりますが、まだ確信がありません。

一度目の反発後に、ズルズル落ちてきたのですが、

様子を見ていると二度目の反発が起こりました。

この時点で、様子を見ていた大勢が買ってきたということですから、

「ク」の位置は絶好の買いのタイミングです。

 

クレバーなプレイヤーは、このように反発の二回目、相場には二番手で乗るわけです。

「無」や「不」の位置で買うよりも、勝算は高いということです。

 

なお、「ク」の位置で買ってもすぐに落ちてきてしまうこともあるでしょう。

ですから「ク」で買った後は、MAのラインが上がっていくにつれて、

その下に損切ラインを持ってくる。

トレール注文のように損切を詰めていけば、勝ちは保証されます。

 

「コ」は、コバンザメのプレイヤーが買う位置です。

上昇トレンドが明確になってから、出遅れて買うわけですね。

まだ上がる可能性は高いのですが、

すでにある程度上がったあとなので、もう上がり幅があまりありません。

 

なぜならば1分足で一気に30pipsも上がる上昇トレンドが続くのは稀な出来事なのですから、

「コ」の位置で買ってもあまり利益を上積みすることはできないでしょう。

せいぜい10pips取れるかな?という所です。

「コ」から買ったときは、少しの利益でも利食いをしっかりすることです。

 

よくある失敗が、出遅れて買って、欲張って粘っていたら、下がってきて利益がなくなり、

そのまま悔しくなって、また上がるまで持ち続けるというものです。

下がってきた時点で微益でクローズして、また次の押し目を狙えばいいのですが、

欲が大きいとそれができなくなるのです。くだらない勝ちへのこだわりは捨てて出直しましょう。

 

勝率のイメージとしては、

「無」の位置で買っても上がる可能性は30%、

「不」の位置では60%、「ク」や「コ」の位置では70%。

一番勝率が良くて、かつ値幅が狙えるのは「ク」の位置から買うということです。

 

なお、「天才」のプレイヤーがいたとしたら、どこで買うか?

それは「ク」より一歩早い「不」と同じ位置です。

 

「不注意」との違いは「天才」は攻めが早く、守りも堅いのです。

損切をする上で、クレバーなプレイヤーより半歩早く買ってくる。

 

するとエントリーする位置は、反発の初動で釣られて入る

不注意のプレイヤーと同じ位置になってくるのではありますが、

そのあとの対処の心構えが違うのですね。

 

不注意のプレイヤーが「これは絶対上がる!」と思い込んで買って下がっても持ち続けるのに対し、

天才のプレイヤーは「若干の勝算あり」と考えて入るわけです。

で、下がってきたのならば微益や微損ですぐに逃げることができるということです。

上がってくるのなら、損切を詰めていって利益をできる限り伸ばしていきます。

 

不注意のプレイヤーは、大きな儲けがでるまで利食いをしませんし、

逆に下がって来たときの損切も遅くなります。そのへんの心構えが雲泥の差なのです。

 

まあ長々と書きましたが、無理して反発の初動で買わずに、

クレバーなプレイヤーを目指すのが良いと思います。

 

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| - | - | 11:56 | category: FX上達のヒント(コラム) |
# FX上達のヒント 「宝の山を取りに行くゲーム 回答編」

前回のクイズの回答編です。

まだ読んでいない方は、下の記事を先にお読みください。

 


問1 一番賢かったプレイヤーは、誰か? その理由は?

 

NとOです。NとOには、勝つための戦略がありました。
それは誰かが宝までたどり着くことができたのであれば、
その人が通った道をなぞれば地雷には当たらないからです。
これは1回目のゲームで地雷の仕掛けを聞いた後に閃いたアイディアです。

その勝算があったから2回目に参加したのです。
宝の配分は一等より少なくなりますが、宝を得られるのは確実。

彼らは「クレバー」なプレイヤーです。
 

問2 次に賢かったプレイヤーは、誰か? その理由は?


NとOが駆け出したあとに「ピン!」と来て後を追ったP、Q、Rです。

P、Q、Rは様子を見て宝が取れそうになったら取るということは頭にありました。
ただ、NとOほど戦略はハッキリとはしていなく、漠然としたものだったので、
遅れを取ることになりました。

しかしながら、周りを良く見て、自分より賢い人がいたらすぐさまついていこう、
というズル賢さは評価することができます。
NとOの動きを見て立ち尽くしていたSとTよりかは、クレバーだし勇気もあるでしょう。

P、Q、Rは宝を多くは手に入れられませんでしたが、おこぼれを預かることはできました。

いわば「コバンザメ」なプレイヤーです。

 

問3 一番愚かだったプレイヤーは、誰か? その理由は?

 

一番愚かだったのは、一番多く宝を手に入れたMです。

まあ途中で地雷に当たったKとLも同じでしょう。

Mたちは「地雷が仕掛けられているが、残り7つ」という話を聞いて、
まあ自分は大丈夫だろうと、リスクを軽視し、博打の勝負に出たのです。
結果として宝を得ることはできましたが、ただの運任せでしかありませんでした。

こういうのは「勇気」とはいわず、「無謀」と言います。

「無謀」なプレイヤーです。
 
問4 次に愚かだったプレイヤーは、誰か? その理由は?

 

二番目に愚かだったプレイヤーは、A、B、Cです。

このゲームは「ノーリスクで宝を得られるなんておかしい」という誰もが思う中で、
目の前の宝に眼がくらんで、なんの警戒もせずに宝を取りに行ったからです。

石橋が壊れているかもしれないのに、それを確かめずにスイスイ渡ってしまったわけです。

ただ、地雷があるとわかったていたら、無策で進んでいくほど愚かではないでしょう。
わかっていたら止めていたはずです。ですから、Mより愚かではありません。

彼らはいわば「不注意」のプレイヤーです。

 

問5 凡人だったプレイヤーは、誰か? その理由は?

 

それは、このゲームに参加しなかったアルファベット以外の残りのプレイヤーの80人です。

彼らは初回のときは「怪しいゲームだな」と参加しませんでした。
それはごく普通の反応でしょう。

そして地雷が爆発すると「こんな危ないゲームやれるか!」とやはり参加しませんでした。
それもごく普通の反応です。

ケガをしませんでしたが、結果として宝も得ることもできませんでした。

彼らはいわば「凡人」のプレイヤーです。

 

問6 問1で一番賢かったプレイヤーよりも、さらに賢く宝を手に入れる方法はあるか?
       あるとしたらそのやり方は?

 

NとOが考えた方法は良い作戦ですが、彼らの判断はそれでも一歩遅いといえるでしょう。
最も賢いプレイヤーがいるとしたら、1回目のゲームにも、とりあえず参加したはずです。

そして、いきなりは宝を取りにいかずに何が起こるか様子を見るはずです。
ゲーム中起こった出来事を観察して、その場で対応すれば良いでしょう。

1回目のゲームでMのような運任せでゴールにたどり着いた人がいるかもしれません。
そうなると1回目で宝はなくなったかもしれず、NとOは宝を得る機会はなかったわけです。

地雷が爆発したあとにみんな辞退するのなら、
勝機が見えてくるまで自分は居残りすればよいわけですね。
初回に参加している人は、いくらか経験が得られるのですから、
次回のゲームは初参加の人よりも勘が働くでしょう。

事前にどうするか考えて、さらにその場で臨機応変に対応することまで考えている
これはゲームの「天才」といえるプレイヤーです。

 

 


さて、このゲームは私が考えた架空のものですが、為替相場をイメージしたものです。

FX(トレード)というマネーゲームは、このゲームと同じなんですね。
為替相場には、宝がある。しかし、地雷原を渡らなければならない、ということです。

 

トレードで一番愚かなプレイヤーは、運任せの「無謀」なプレイヤーです。

 

Mのような「無謀」なプレイヤーが、FXをやるとどうなるか?
それはハイレバレッジでエントリーしての一攫千金狙い。負けた時のことは考えない。
まず、そうなるでしょう。

たった一回の勝負であれば、Mのように大勝する可能性がありますが、
Mのような思考を持つ人は慎重派ではありません。
だからたった一回では足を洗うことはできず、また同じ危険な橋を渡ろうとします。
トレードを何十回、何百回やるにつれて、かならず地雷に当たって再起不能になります。


次に愚かなプレイヤーは、欲に眼がくらんだ「不注意」のプレイヤーです。

 

パソコンを開けたとたんに儲けたい気持ちが優り、
状況を良く見ずとりあえずポジションを持ってみる。
やはりMのようにリスクは考えていない。
そして、相場が反対にいくと、損切ができずに大損をしてしまう。

ただ、「無謀」なプレイヤーよりかはマシなのは、
地雷のようなリスクをハッキリと自覚できれば怖気づいて止めるということです。
「無謀」なプレイヤーは、ハイレバレッジのリベンジトレードを繰り返して大損しますが、
「不注意」のプレイヤーは、放置して、緩やかに損が累積していく・・・というイメージです。


相場で勝てる「クレバー」なプレイヤーは、一番手で相場に飛び乗ったりはしません。

 

たとえば雇用統計などの指標で、真っ先に飛び乗ろうとするのは、
宝に眼がくらんだ「無謀」なプレイヤーや「不注意」なプレイヤーです。

突然吹き上がった時に衝動的に乗るのはよくないわけですね。

「クレバー」なプレイヤーは、初動で吹き上がったのならば、
利食いがでてきて下がってきたあとの押し目を狙います。
そして、リスクも考えて損切をしっかりするのです。


「コバンザメ」なプレイヤーは、上手い人のマネをするプレイヤーです。

 

「クレバー」なプレイヤーよりも反応は一歩遅いのですが、チャレンジ精神はあります。

上記の例なら、雇用統計後に押し目が入って上がってきてグングン伸びてきたら、
出遅れてしまったながらも、急いで乗ろうと後をついていきます。
クレバーなプレイヤーよりも利幅は小さくなりますが、利益は得られるでしょう。


「凡人」なプレイヤーは「投資なんて危険だよ!」といって、何もしない人たちです。

 

リスクだけを考えて、何もしない。石橋を叩いて渡らないタイプというわけです。
そうこうしているうちにチャンスを逃してしまうのです。

リスクはわかった。では、リスクを押さえて宝を得る方法はあるか?
と、一歩進んで考えられないと、凡人枠からは抜け出すことができないでしょう。


「天才」なプレイヤーは、「クレバー」よりもさらに一歩判断が早い人です。

 

雇用統計前にどうするかあらゆるシミュレーション(トレードプラン)を考えておいて、
雇用統計後の動きを観察し、想定外の動きにもすぐに対処をする。
そういうことをリアルタイムで常時考えながらやっているプレイヤーです。

 


FXを始めた人はだいたい

 

「凡人」(口だけで何もしない)

「不注意」(損切しない)

「無謀」(ハイレバレッジで自滅)

 

という感じで進んで、退場します。

 

そのあとで反省ができれば・・・

 

「コバンザメ」(上手い人のマネをする)

「クレバー」(状況を見て多数より一歩早く動ける)

「天才」(状況が起こる前にすでに想定している)


というように進化していけます。


収支イメージとしては、

 

「無謀」(大マイナス)
「不注意」(中マイナス)
「凡人」(なにもしないからプラマイゼロ)
「コバンザメ」(小プラス)
「クレバー」(中プラス)
「天才」(大プラス)


というイメージでしょうか。


長々と書きましたが、一句でもみなさんに響くところがあったなら幸いです。

 

 

 

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| - | - | 10:05 | category: FX上達のヒント(コラム) |
# FX上達のヒント 「宝の山を取りに行くゲーム」

 

これは私が考えたクイズです。暇つぶしにどうぞ。

 


あるゲームに参加するために100名が広場に集まりました。

 

広場の200メートル先に金銀財宝が積まれているのが見えます。


司会が「草原の向こうに宝が見えます! 時価数億円もする財宝の数々です」

 

「取りに行きたい人はいますか? 挙手願います」といいます。


これはどうやら草原の向こうにある宝の山を取りに行くゲームらしい。

 

 

さて、あなたならどうしますか? 宝を取りに行くか?否か。


ポツポツと挙手がありましたが、多くの人は迷っている様子です・・・


そこで司会が「なお、宝を取りにけるのは先着10名に限ります」


と告げると、大勢の人がハイハイハイと、すぐ手を上げて定員に達しました。


それで、ゲームスタートとなり、さっそく3人(A、B、C)が駆け出していき、

 

宝を取りに行こうとしたら、

 

ドンドンドン!と爆発が次々に起こって(A、B、C)は大ケガをしてしまいました。

 

すると司会が「なお、草原には地雷が仕掛けられています」と告げたのです。


それで残りの7名(D、E、F、G、H、I、J)は怖気づいて、


宝を取りに行くのを止めてしまったので、また10名を補充することになりました。

 

 

さすがに様子を見ていた参加者も怖くなってしまいましたが、


それでも草原の向こうに見える宝は何億もありそうですから、

 

思案の末新たに10名(K、L、M、N、O、P、Q、R、S、T)が名乗りを上げました。

 

2回目のゲームがスタートする前に、また司会が補足で説明をしました。

 

「なお、地雷は全部で10しかありません。残り7つです」

 

「また宝を得られるのは先着順。先に着いた人が有利です」と告げたのです。


すると、10名中の3人(K、L、M)が、同時に草原に向けて別々のルートで走っていきました。

 

2人(K、L)は途中で地雷に当たり、ケガをして歩けなくなったが、

 

残り1人(M)は運よく宝の山にたどり着くことができました!

 


それを見ていた残りの7人中の2人(N、O)は、すぐに駆け出しました。

 

それを見ていたさらに残りの3人(P、Q、R)は、

 

「しまった!」という表情で、駆け出した2人を追いました。

 

残りの2人(S、T)は、なにがなんだかわからずに立ち尽くしたままでした。


そうこうしているうちに宝はなくなって、ゲーム終了となりました。

 

 

<結果発表>


一番多く宝を手に入れたのは、一番最初にたどり着いたMでした。

 

次に多く宝を手に入れたのは、二番目と三番目にたどり着いたNとOでした。

 

少ないながらも宝を手に入れたのは、残りのP、Q、Rでした。

 

参加100名中、宝を手に入れられることができたのは以上わずか6名でした。

 

 

 

さて、ここで問題です。


問1 一番賢かったプレイヤーは、誰か? その理由は?

 

問2 次に賢かったプレイヤーは、誰か? その理由は?

 

問3 一番愚かだったプレイヤーは、誰か? その理由は?

 

問4 次に愚かだったプレイヤーは、誰か? その理由は?

 

問5 凡人だったプレイヤーは、誰か? その理由は?

 

問6 問1で一番賢かったプレイヤーよりも、さらに賢く宝を手に入れる方法はあるか? 

   あるとしたらそのやり方は?

 


※プレイヤーは複数でも可。

 

この問題は私が今考えたもので、もちろん、トレードにも関係のあることです。
まあ考えてみてください。解答は週末に書きます。

 

 


 

 

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| - | - | 12:15 | category: FX上達のヒント(コラム) |
# FX上達のヒント 「欲の強弱の物差し」を身に着けると新たな発見がある

※ドル円の相場解説もこの記事の下にアップしています。

 

たまにトレードに役立つ哲学的思考のコラムを書いています。
哲学は常識を疑う学問で「哲学的思考」をもつことは、相場を見る眼を養うことでもあります。


私自身は現象学というのを学んでいます。

簡単にいうと、現象学というのは、物事をニュートラルに見るという学問です。


人間はエゴで動いていますから、その判断は往々にして偏る傾向にあります。

人は自分にとって気持ち良いと思えることを称賛し美化するものです。

すると、真実は曲げられていくことになるのです。


人の物事の判断にはネガティブとポジティブがあると思いますが、

私は、多数がポジティブに判断していれば、ネガティブ要素を考えてニュートラルに戻し、
また多数がネガティブに判断していれば、ポジティブ要素を考えてニュートラルに戻す・・・
というような思考トレーニングを常に行っています。


それが相場にも生きてくるのです。

 

 

今日はその一環で「物事の基軸を変えると、見える世界が変わる」という話をしましょう。
現在の社会で物事を判断する物差しとして、一番使われているのは「善悪」でしょう。
勤勉、勤労、親切、人助けなどは、善です。一方で怠惰や犯罪などは、悪でしょう。


私たちの社会は、主に善悪の二元論で成り立っています。

多くの人が善に思うか、悪に思うかで、物事を判断し、決断を下しています。

 

しかし、その判断の物差しが変わるとどうなるでしょうか?


たとえば善悪ではなくて、まったく別の「欲」の物差しで物事を判断してみるとどうなるか。

するといままで善だと思っていたことが、ただ欲が強かっただけだということにもなるのです。


例えば政治家をその物差しで見てみましょう。

自分は平和な世の中をつくりたい、誰もが豊かに暮らせるようにしたいと訴える。

そのお題目は立派で善といえば間違いなく善ですが、

欲の物差しで見れば、自分はこうしたいという「欲がとても強い人」でもあるのです。

欲の強さの基準で物事を見直すと、善悪の基準で構築された世界観は吹き飛びます。

願望が強い人は、ただの欲が強い人に成り下がるのです。


私はあやふやな善悪の視点よりも、この欲の物差しで、よく物事を見るようにしています。

いっていることとは別に「この人はずいぶんと欲が強いな」

あるいは「あまり欲がないな」というような感想を持ちます。

 

この欲が強いか弱いかという物差しで、人を見ると気づかされることが多いのです。

さらに「欲の強弱」の物差しに「不満と満足」の物差しを足して見ると視界がクリアになります。

欲がある人間というのは、欲が満たされれば「満足」であるし、満たされなければ「不満」なのです。

世の中で文句を言っている人たちは、つまり自分の思い通りにならないから「不満」なのです。

 

さて、欲の強弱を縦軸として、不満と満足を横軸にすると、こんな図が浮かび上がります。

 


ひとつひとつのカテゴリーについて説明しましょう。


欲が強くて、不満が大きい 「クレーマー」

自分はこうしたい、気持ちよくなりたいという欲が強いから、
自分の思い通りにならないと文句をいいます。

停滞している政治に対しての批判、活躍しないアスリートに対しての批判、

いまひとつな商品に対しての批判、スキャンダルを起こすアイドルに対しての批判・・・

みな、それに対したときに自分が気持ちよくなれていないから、

不満なわけで、批判が大きくなるのです。

根っこには「自分が気持ちよくなりたい」という大きな欲があります。

その不満を他人に解決してもらおうという依存心が高いとクレーマーになります。
人を頼らず自分で解決しようと考えればこのカテゴリーからは脱却できるでしょう。

 

欲が弱くて、不満は大きい 「諦める」

物事が自分の思い通りにならないという不満は大きいのですが、

欲が弱くなってくると、情熱は醒めて物事を諦めるようになります。
どうせなるようにしかならないからと、諦める。だから声を大にして不満を伝えることもしない。

「どうせ投票したって何も変わらないから諦める、投票にいかない」
「結婚したいけどモテないしお金がないから、諦めている」

こうした閉塞感が今の世の中には蔓延していると思います。

 

欲が強くて、満足している「成功者」

イメージとしては成功している起業家です。
自分がこうしたいという欲が強く、
その欲を叶えるために自分で努力して成功している人です。
自分がやりたいことを実現できている。自己実現と自己満足。

多くの人が憧れているカテゴリーでしょう。

しかし、このカテゴリーに入るには素質がいります。

 

欲が弱くて、満足している「悟り」

自分はこうしたいという欲が少なく、今の生活には満足している。
いわゆる草食人間や、断捨離のイメージです。「悟り世代」という言葉もあるようですが、

それはどちらかというと「諦める」ほうであると思います。

左の「諦める」との違いは、たとえば諦観者はいろいろと欲しいものがあるのに、

お金がないから買えないと不満に思っているのに対し、
悟り者は、とくに欲しいものはなくて、今あるもので十分満足しているといったイメージです。

 

この基軸で社会を見渡すと、

クレーマーが45%、諦観者が45%、五分五分の多数派だと思います。
そして、成功者が1%、悟り者が9%といったところで少数派でしょう。


この世界観においては、成功者や悟り者にならなければ幸福とはいえません。
不満側は不幸であり、満足側は幸福です。

元々欲の強いクレーマーはがんばれば、成功者になり得ます。
諦観者は、不満に感じていることを満足に思えるかどうかで、悟り者になり得るでしょう。

 

 

さて、この図式はトレーダーにも当てはまるのです。


トレードの世界も同じです。

 

「買ったのに下がる!」と相場に文句を言っているクレーマーがほとんどなのですね。
それは欲が強いからです。

自分がこうしたいという欲があっても、相場はその欲望を叶えてくれません。

 

特に相場でのクレームは、余裕がなくなってくるために人間の欲がストレートに出てきます。

自己を正当化するために他者を攻撃する揚げ足取りのいちゃもんが増えてきます。

業者のせいであるとか、相場がおかしいとか、稚拙な反論をやりはじめます。

そうなったときは、自分の欲の強さを自覚して反省すべきでしょう。

 

一方でまた「どうせ買っても下がるんだろう?」と諦めている人も多いでしょう。
これは敗北が続くと厭世的な気分になるのは当然です。

クレーマーが疲れ果てると、言っても無駄だという諦観者になるのです。
そして、このカテゴリーにくると次はもうFXをやるのを止めます。
やがて疲れ果てて退場していくことになります


成功者は、まさに真のトレーダー、カリスマトレーダーといえますが、
強い欲をもっている人は、破綻のリスクは大きいのです。

金を手に入れても、もっと欲しくなってきてどこかで大きな失敗をしやすい。
FXでいうと10万そこいらの儲けでは満足できずに、月収何百万何千万を実現しようと考える。
満足が出来ているのは、今だけかもしれず、それを長期的に保持することは至難の業です。


悟り者は、ほどほどの稼ぎで満足できる人たちです。
月にFXで10万も勝てればまずまずだと思い、負ける月もあって当然だろうと考えている。
そして、負けたとしても「負けるときはこんなもんだ」とサバサバしている。

クレーマーや諦観者との違いは、素人か熟練者かということです。
悟り者はトレードに対してそれなりの技術に裏打ちされた自信があり、
成功者ほど欲が強くなく過信はしていないということです。

 

収支の内訳のイメージとしては、

クレーマーは、ハイレバレッジでリベンジトレードを繰り返してとんでもない大損をします。
諦観者は、放置をしやすく損切ができなくなって、大きな損を抱えます。
ただ、クレーマーより損失は少ないでしょう。
成功者は、一番稼ぎが大きくなりますが、潜むリスクも大です。
悟り者は、ほどほどの稼ぎとなりますが、潜むリスクは少なくなります。

才能のないものは、悟り者を目指すべきでしょう。
もちろん私も悟り者でありたいと考えているのです。


長々と話ましたが、このような哲学的な思考で相場を見ることは大事です。
そしてこれは一例に過ぎません。

 

みなさんも自分なりの哲学を持って、その哲学を相場に当てはめてください。
相場は欲望の渦なので、自分自身の考えを持たないと、どんどんやることがブレてきます。
それを防ぐためにも自分なりの考え方というのが軸として必要なのです。

 

 

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| - | - | 03:35 | category: FX上達のヒント(コラム) |
# FX上達のヒント 人間は常に耳障りの良いことを信じようとする

 

先週からプライベートな理由で、トレードはお休みしておりました。
ブログの記事更新を楽しみにしていた方はすいません。

 

また、アドバンスドホーミングFXの特典動画が

先週から通信障害でダウンロードできなくなっていたようで、
1週間前にご購入された方は申し訳ございません。ご心配をおかけしました。
下の記事にダウンロード方法が記載されているので、

遅ればせながらお受取りご参考にしてください。

 

 

 

プライベートな理由というのは、親類が病気になりまして、それでちょっと大変だったのです。

 

その経験で、私も気づき、大いに反省させられる点があったので、
自分への戒めとして、少し書きたいと思います。


自分や近しい人が大病すると、今はみなさんネットでその病気を調べると思います。
例えば、癌なら、癌を真剣に調べるわけですね。
当然ながら、検索すればたくさんの記事がネット上にあります。


人間とても怖いもので、そうした記事を調べていくときに、心に大きな変化が訪れます。

それは自分にとって「耳障りの良いものしか信じない」という悪魔的な変化です。

 

 

たとえば、自分にとってネガティブな情報であれば、それを信じようとしません。
目をつぶり、耳をふさぐわけです。

 

癌の余命が何年だとか、この癌の予後は悪いとか、まず治らないとか・・・
そういう記事はすぐに見るのを止めるでしょう。

 

こんなどこの馬の骨が書いたかわからないネットの記事は間違っている、
信ぴょう性はまったくないと判断するはずです。


一方で、この癌にかかっても治る見込みはあるとか、
実際に治った人の体験談とか、癌は放置しても大丈夫だといったような、

自分にとってポジティブな耳障りの良い記事ばかりを信じるようになります。
それは同じ怪しい記事であるのに、前者と比べてすっと信じるようになるのです。

 

 


現実を直視しなくなる原因は、自分の欲です。
自分がこうしたい、こうありたいという願望、欲の眼鏡が、現実を曲げるのです。

 

自分の願望に沿ったことを言う人や、記事は信じやすい。

その逆は信じにくいということです。


私は長年のトレードでその心理現象については痛いほど熟知していて、
以下のような記事をいくつも書いているわけですが、

 

 欲の眼鏡について
 http://blog.homing-fx.com/?eid=1520696

 

その私でさえも、今回の件では甘美な話に心が揺さぶられるのを体験しました。
ネガティブな話は信じない、ポジティブな話を信じようと心が動くわけです。

 

 

トレードでも、耳障りの良いことしか信じようとしないのは、人間の本能です。
買ったポジションがどんどん下がるのに、あの人が言っているから、

ファンダメンタル的に間違いないから、すぐに上がるだろうと思うのは、

すべて「儲けたい」という甘美な願望が原因です。

 

データを見て判断すれば間違いない?

いいえ、そのデータが公正で間違いないものだとしても、

そのデータの取捨選択をするのは人間です。

データの良い部分を信じ、悪い部分は目をつぶる。

会社の業績を見る株のトレーダーは、本当にその会社のデータを公平に見られているのか?

甚だ疑問です。

 

 

トレード以外でも、すべて同じです。

 

政治家の甘美な政権公約を信じ(実現できるかどうかわからないのに)
アスリートの活躍を報じるメディアの美談を信じ(本当はどんな人かわからないのに)
会社では耳障りの良いことを言ってくれる人を信じ(正しいかどうかはわからないのに)

自分にとって気持ち良いことを信じてしまい、現実を直視しない。

それこそが人間の本当の病なのでしょう。

 

だからこそ、物事をニュートラルに見なければならない。

その場の意見が片方に傾いていたら、反対の意見をあえてぶつけてみる。

そうした不断の努力がないと、欲の眼鏡で事実はたちまち曲がっていく。

 

よく言われることですが常に、最悪を想定して動かなければならない。

病気なら、最悪の死を想定し、非常に難しいことではありますがそれを受け入れた上で、

考えていかないと治療法を見誤ることにもなるのです。

 

それを今回の経験を通じて再び気づかされました。

 

 

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| - | - | 12:52 | category: FX上達のヒント(コラム) |
# FX上達のヒント 生理的に守るのが嫌なルールを守るためにはどうすればいいか?

トレードで勝つには、やりたくないことがありますね。

具体的には損切でしょう。

 

損切は生理的に守るのが嫌なルールです。ですから大勢の方は損切ができません。

故に勝てません。

 

プロは嫌な損切をやることができます。

故に勝てるのです。

 

ではなぜ、プロは損切ができるのでしょうか?

 

 

その説明をするには、人間とは何を求めて動くのか?

その動機はなんなのか?といったそもそもの原点から話す必要があります。

 

人間の行動原理とはなにか?  

 

それは、エゴ=欲望なのです。

 

平たくいえばみんな自分が「気持ちよくなりたい」が為に行動をしているのです。
 

 

ただ、「気持ちよくなりたい」には、いくつかのタイプはあるでしょう。

 

単純なところでは、食欲、睡眠欲、性欲、などは原始的な気持ちよさのために突き動かされます。

美味しいものを食べたい飲みたい。疲れたら寝たい。

気持ちよくなりたいが為にそれを欲する。

 

この原始的な欲求は、誰の目にも良く見えるから、

度が過ぎれば、道徳的に醜い欲求とされています。

キリスト教は七つの大罪として戒めていますね。

 

その原始的な欲求に資本主義が絡んでくると少し複雑になり、

「気持ちよくなりたい」原理にお金や名誉が結びついてきます。

 

嫌な仕事をするのは、なんででしょう?

それは、お金が欲しいからです。

お金で欲望が満たされるのだからこそ、嫌な仕事をやるのです。

 

仕事を頑張ればお金が手に入り、出世の名誉も得られます。

名誉を欲するのも、皆に認められていい気分になりたいからです。

 

この金欲や出世欲も、度が過ぎるとやはり醜いものとなり、

周りから拝金主義者と蔑まれることになります。

仏教でも、財欲・色欲・飲食欲・名誉欲・睡眠欲の五つの欲望は戒められています。

 

 

このように「欲」が強く出ると周りに叩かれる。

でも「気持ちよくなりたい」という原始的な欲求は決して消えやしない。

かといって、それをストレートに戒めるのは気持ち悪い。

 

するとさらに高度な欲の解消方法が生まれます。

 

それは「気持ちよくなりたい」という欲求を

他のモノに転嫁させたり、倒錯させてしまえばいいのです。

 

五欲を封じ込み厳しい修行に精を出す修行僧は無欲でしょうか?

 

いいえ、節制することで精神的な高みに行けて、

気持ちよくなれると思うからこそやっているのです。

 

ボランティアをやる人は無欲でしょうか?

 

いいえ、他人を助けることで自分が気持ちよくなれるのが最大の報酬なのです。

他人を助けたことで気分がスッキリするし、皆に認められるからこそやるのです。

 

ダイエットをする人は無欲でしょうか?

 

いいえ、同じく節制によって美しい体を手に入れて気持ちよくなりたいためにやるのです。

美しい体を手に入れれば健康になれて気持ちいいし、皆に一目置かれるからやるのです。

 

 

これらはある意味、代替的、倒錯的な欲求対処法です。

 

目の前のダイエットは明らかに気持ちよくないものですが、

裏にやはり「気持ちよくなりたい」というキーワードが潜んでいます。

 

人間はマゾのように倒錯することでも気持ち良さを得ることができるし、

別の高尚なモノに代替することで己の欲を発散することができるのです。

 

しかし、いずれにしろ人間は自分が気持ちよくなるために、

自分はこうしたいという「欲望」で動いているのです。

 

人間の言葉では「信念」と「欲望」は違うものだと認識されていますが、

哲学的には「信念」と「欲望」は同義です。どちらもただのエゴです。

そんなものを区別しない宇宙人から見たら、

すべての人間は単純なエゴで動いているのです。

 

試しに自分が一日にどんな行動をしたかをまとめて、

その動機を考えてみるといいでしょう。

 

寝ることは? 歯を磨くことは? 仕事することは? ランチをするのは?

同僚と雑談するのは? ネットを見るのは? テレビを見るのは?

本を読むのは? ギャンブルをするのは? スポーツをするのは? 

子供と遊ぶのは? 子供に言い聞かせるのは? 薬を飲むのは? 

旅行をするのは? 神社にお参りするのは? 公園を散歩するのは?

 

そのリストには徹頭徹尾、己が気持ちよくなりたいがための行動が並んでいるはずです。

それが食欲や娯楽欲のようにストレートに出ているものもあれば、

厳しい仕事の裏に欲が隠されているものもあるし、

世のため人の為といった大義名分に隠れているものもあるし、

ダイエットのように倒錯しているものもあるでしょう。

 

しかし、全部の行動の動機の根底には

最終的に「自分が気持ちよくなりたい」という単純な欲望が結びついているはずです。

 

 

そして、人間は自分が気持ちよくなれれば「満足」し、

気持ちよくなれなければたちまち「不満」になります。

 

誰だって食べられないとイライラして不満を言い始めます。

なんで食べ物がないんだと文句を言う。次に八つ当たりを始めます。

 

家族が面倒をみてくれないからとか、

あるいは自治体の流通がおかしいからとか御託を並べるでしょう。

それはストレートに「腹が減った!」というのは周りから馬鹿に思われるし叩かれるから、

社会が悪いといった高尚な言い回しになるのです。

 

逆に自分が満足すれば、ケロリとしてなにもいわなくなるか、

あるいは大げさに感謝をするものです。

食べログやアマゾンのレビューを見ていてもそう思いませんか?

自分が満足できたら絶賛、自分が不満なら大叩きするものでしょう。

 

単純な話をしましたが、人間の世に起こるいざこざは、全部己の欲が元です。

 

自分の心が気持ちよくなれていないから、不満をぶつけて周りと争う。

自分の心が気持ちよくなれるまで、心体の不満を解消するまで、

その欲望を元にした戦いは永遠に続くのです。

 

 

 

さて、トレードに勝つには、人間特有のエゴイズムの鉄則を知ることです。

 

金欲を持つ人が集まってくるのが相場です。しかし、同じく自分にも金欲がある。

平たくいえば誰もが相場では、お金を得て望みを叶えて気持ちよくなりたいと思っている。

 

そうでしょう?

 

そういった強欲な人たちとのバトルロイヤルに勝ち抜ぬいていくにはどうすればいいか?

ストレートに欲を丸だししていては、相場の人に馬鹿にされます。カモになります。

 

そこはやはり、スマートにやらなければなりません。

 

具体的にはダイエットする人のように、動機を倒錯させていかなければなりません。

なぜなら、トレードで勝つには生理的にキモチワルイルールを守らなければならないのですから。

その代表格がリスク管理や損切でしょう。

 

誰だって損をすることはやりたくはありませんが、

しかし、それをやる理由をムリヤリ動機づけしなければ勝てないのです。

 

つまり、損切をすることが、とってもキモチいい報酬と

つながっていることを連想しなければならない。

 

ダイエットのように厳しい節制の見返りとして美しい体が手に入る。

己の欲望を倒錯・転嫁させて気持ち悪いことを行い目的を果たす。

こうやって「エゴ=欲望」の進む方向をコントロールさせることが必要なのです。

 

トレードも気持ち悪いリスク管理を守れば、気持ち良く稼げるようになってきます。

そう考えてダイエットと同じように己の欲望を倒錯させて、ルールを守っていくしかないのです。

 

 

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| - | - | 13:02 | category: FX上達のヒント(コラム) |
# FX上達のヒント 常にプロは生意気な「新人」を冷ややかな眼で見ている

4月、会社では新入社員が入ってきます。

何十年もいる上司から見れば、

新人の発言が生意気に聞こえることもあるでしょう。


新人が、
「こういう商品を売りたい、こういうビジネスを始めればいいんじゃないか?」

 

といきなり生意気な提案をすれば、

 

上司は「まだ何にもわかっていないひよっこが何を言ってるんだ」とあきれるはずです。

上司はこの道何十年のベテランなのだから、新人が言うことの「甘さ」が良く分かるはずです。

 

それは別に若い人に限ったことではありません。

定年退職した人が、退職金をつぎ込み、飲食店を初めてあっという間につぶれる。
・・・なんて話もごまんとあるのです。

 

飲食店を何十年やってきたこの道のプロは、

 

「あんな立地であんな店構えで、借金してまであんな商売をするなんて馬鹿だなぁ」

 

とあきれているはずです。

現代は思い付きの素人商売が通用するほど甘い世界ではないのですから。

 


私が何をいいたいかというと、

 

年齢に限らず「素人はいつでも危なっかしい」ということです。

 

素人は言うことはとても大層なのですが、
残念ながら経験がないので実際にやることのレベルが低いのです。


「自分はこういうことに熱意があり、こういう店を開きたいんです!」

 

はい、その夢や理想は立派です。

 

しかし、実際にオープンしたら、誰も客がこない。

それは口でいうほどの、クオリティの高いものが作れていないから。
そして、そんな状態が3か月も続ければ、やる気がなくなるでしょう。


それを傍から見ていたプロの経営者たちは

 

「あんな大口叩いていたのに、もうやめるのか?
これだから素人の話(夢)を真面目に聞くのは時間の無駄なんだよ」と思うでしょう。

 

さらに彼らからの信用を失うことになります。

 

 

成功できる人は、ここで「根性」があるかどうか?

 

失敗を何度してもあきらめない。苦しいときもひたすら耐える。

失敗するたびに、自分の浅い考えを恥じながら、
だんだんと経験を積んで成長して一人前になるのです。

 

そして、経験を積み一人前になったときに、はじめて周りの世界が良く見えるようになります。

すると、過去の自分と同じように、生意気なことをいっている新人が眼につくはずです。

そしてなんだかイライラしてしまう。

それは過去の浅はかな自分を見ているからにほかなりません。


彼らに老婆心を出して忠告しても、その忠告はきっと届かないでしょう。

「たいして成功できなかったロートル風情がなにをいっているんだ」

と思うからです。そう、かつての自分もそう思っていたように。

 

だから、たいていの玄人は何の忠告もしません

「ま、せいぜいがんばんなよ」と告げるだけです。
それは、これから自分と同じようにこれからたくさん苦労して、

たくさん痛い目を見なさいという意味です。それが生意気の対価なのです。


もし、あなたのことを忠告してくれる、ウルサイ人がいるのなら、
その人のいうことを一度よく聞いてみたほうがいいでしょう。

 

「そんなこと(商売や勉強)やったって無駄だよ!」

 

と頭ごなしに人にいわれるとむかつくでしょう?
一体自分の何をわかっていってるんだと思うでしょう?

 

そんなこというやつは無視して、自分のやりたいことをやればいい!
と、ホリエモンみたいな人たちはいいますね。

 

まあそれも一理あります。ですが、それは一部の成功者たちのやり方です。

そういうむかつくことをいう人に出会ったら、こう考えてみてください。

 

忠告してくれる玄人は、経験を積んだ未来の自分なんだ、と。

 

なら、その人たちから学べるものを吸収したほうが、
手っ取り早く経験を積めるというものでしょう。

 


さて、トレードの話です。

新人トレーダーもすべからず「危なっかしい」ものです。

 

彼らはみな大言壮語をして、
なんだか年収ン千万、はたまたン億を稼ごうとしている。

 

それを傍目で見ている玄人たちは「青いなあ」とあきれていると同時に、
過去の自分の姿を見ているようで、イライラすることでしょう。

 

「そんなトレードやっていたら痛い目みるよ」と

 

彼らに忠告したところで、過去の生意気な自分と同様に、何も届かないだろう。
だから、実際に痛い目を見て、苦労すればいいさと思っています。

 

そう思ってくれるのは、まだ優しい玄人たちで、
たいていの玄人たちは、青いままで相場にずっといて欲しいと考えています。

 

彼らのお金が、自分たちに流れてくるからです。
自分たちの種銭になるのが常に甘い考えを持っている新人たちだからです。

 

だから、玄人はだんまりしながら、新人たちには何の忠告もせずに、
派手なトレードをしている彼らを傍目に見ながら、地味な勝ちを今日も積み重ねています。

 


そんなしたたかな玄人に今から追い付くにはどうしたらいいか?

 

それは、大言壮語はやめて、大きな夢は持たず、

地に足のついたところから、自分の実力にあったところからスタートする、
それを玄人たちが「こいつ根性あるな」と認めてくれるまで、

地道に、長く、粘り強く続けていくことです。

 

具体的にはデモトレードを粘り強くやるということです。

 

トレードのスキルを身に着けるには、
「根性」はもちろん必要ですが、「お金」もたくさん必要になります。

 

実際の新人トレーダーたちは、すぐに大負けしてしまい、
お金が続かなくなり、トレードから離れていくのがほとんどです。

まるで、退職金を突っ込んで商売を始めて失敗してしまう人のように、
経験を積む前にお金がなくなってしまうのです。


新人が、たった一回のチャンスで、いきなり成功するわけがありません。
何度も何度も失敗をして、痛い目をみなければなりません。

 

ですが、トレードで何度も何度も失敗したら、すぐにお金がなくなってしまいます。

 

ですが、トレードは、ビジネスと違って、

実際にチャレンジする前に結果を知ることができるのです。

 

そう、勝てるようになるまでデモトレードでシミュレーションができるのです。

 

デモトレードを続けて、経験値を稼ぐ。まずそこで努力して玄人に追い付く。

相場にデビューするときは、新人でなく、玄人に近い状態からスタートする。


決して本番の相場では「新人」ではあってはならない。
自分の甘い考えをすべてなくした状態になってから、相場に入りましょう。

 

 

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