「FX意識改革」ブログ

 2009年からFXのトレードについて真面目に解説しています。
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# トレードプランとトライ&エラー

 

トレードはトレードプランを考えて、アプローチをしていくのではありますが、

実践のトレードをやると教科書通りにいかないことが多々あります。


たとえば「トレンドラインで順張りで買う」というプランのケース。

 

トレンドラインに沿って順張りをしたけど、

逆に進んで損切になった。

今度は売りを入れたら、またトレンドラインに乗りなおして損切になった・・・


あるいは「レジスタンスラインから売る」というプランのケース。

 

レジスタンスラインにきたからショートしたけれども、

あっという間に上にブレイクした。

すぐにロングに変えたとたんに急落して、結局はレンジに戻ってしまった・・・


などなど、実際のトレードでは、トレードプラン通りにやったところで

このような往復ビンタにあって、上手く行かないことがほとんどだと思います。

 

すると

トレードプランなんて無意味だ。

相場はやはりランダムウォークなのだ。

 

と思ってしまい、そこで諦めてしまう。

 

 

こういうことって、よくありませんか?

 

それはトレードプランの考え方が間違っているからそうなってしまうのです。

 

トレードプランは、絶対そうなるというわけではなくて、

「こういう方針でアプローチをする」ものだと考えたほうがいいでしょう。

 

そして、そこに「何度か」という言葉を付け加えます。

「何度か」「こういう方針でアプローチをする」

ということです。

 

先の例でいうと、

「トレンドラインで順張りをした、逆に進んで損切になった」

これはOKです。プランへのトライの1回目が失敗しただけです。

まったく問題ありません。続けてください。


「今度はすぐに売りで入った」

これはあまりよくありません。

そのあとすぐに売りを入れずに、少し様子を見てください。


そしてまたトレンドラインに乗りなおしたのなら、再びロングをする。

今度はトレンドが伸びていって、さっきの下げは瞬間的な振り落としだったのだと気づく。

・・・このように対応したほうがいいでしょう。

 

つまり、トレードプランは、ここ一回こっきりの一発勝負のプランではないのですね。

そういう方針で、だいたいその形を描いている間であれば、

粘り強く数回アプローチをする。

 

トレンドラインからの順張りでいくなら、3回はトライしましょう。

2回は小さな損切をしても、3回目でやっと波に乗れてすぐに負けを取り戻せる。

こういう展開になるのが普通です。

 

多くの人が、考えたトレードプランに対してのエントリーは1回だと誤解しています。

1回じゃないんですね。最低3回くらいはトライしてください。

そしてそれでもうまくいかない場合にトレードプランを考え直せばいいのです。

 

トレードの極意は、損切にあるのですが、

とにかく波に乗れるまでは小刻みに何度も損切しなければなりません。

 

トレードはトライ&エラーです。

トライを何度も続けているうちに、

一回でもそのトライが大きく育てば稼ぐことができます。

その成功をつかむには、ピラミッドのようにたくさんの失敗(小さな損切)が必要です。

 

損切、小さな損切、利食い、小さな損切、引き分け、少しの利食い、損切、大きな利食い・・・

 

こんな感じで損切の繰り返しの中で、たまに大きな利食いがでてくれればいいのです。

そうやってトレードは進んでいくものです。

 

単純に、損切と利食いといっても、小さな損切や、小さな利食いもあります。

引き分けもあります。そういうトレードがトライの証なのです。

 

それを粘り強く続けていけば、必ず大きめの利食いもでてきて帳尻が合います。

だから、トレードを途中で放り投げず、戻ってくるのを永遠と待つのはやめましょう。

 

 

まとめると、

トレードプランは1回で成功するものでもないし、

1回の失敗で台無しになるものでもありません。

大きな方針というくらいに考えておき、

その中で細かくトライ&エラーを繰り返していきましょう。


 

 

 

 

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| - | - | 15:01 | category: FX上達のヒント(コラム) |
# 「AI」という魅力的な言葉を安易に信じない


最近のAIの発展には目まぐるしいものがあります。

 

ここ1年くらいで、AIが作る絵が話題になりましたね。

最初はダリみたいなシュールで、ホラーな絵しか作れないと思ったのですが、

人がAIを鍛えることで、いわゆる不気味の谷を超えだし、

人が描いたのと同じような絵が簡単に量産できるようにもなりました。


チャットGPTも近年一番の話題でしょう。

いままでは調べ事をするときには、ネットで検索をして

そこにある膨大な情報を自分で取捨選択しなければなりませんでした。

ところが、聞きたいことをチャットGPTに尋ねれば、

かなりの確度で知りたいことをまとめて答えてくれるようにもなりました。


将棋の世界でもAIの導入はいまや常識となっています。

藤井翔太が全タイトルを制覇しましたが、

棋士たちはAIを用いて、最も効率の良い手筋の開発に余念がありません。


このように今後もAIは各分野で益々盛んになるでしょう。

 


では、トレードの分野ではどうか?

 

トレードでもAIの導入は進んでいるかのように見えます。

 

いろんな業者が「AIで市場の未来を予測!」というようなサービスを打ち出しています。

AIという言葉が入っていれば、なんだかすごそうに思いますし、

楽々できそうだし、必ず利益を上げてくれるようにも思います。


しかし、実際はAIは市場の出来事を予測できるというわけではありません。

 

将棋のような将棋盤と決められた動きの駒だけしかないという

クロージングな世界で予測をするのは、AIは得意です。


一方で相場はかなりオープンでありカオスな世界です。

政治要素、経済要素、気候要素、人間の心理的な要素などなど

いろいろな外的要素があります。

そのため突発的に起こる暴落のような不測の事態を予測ができません。


それは地震を予測するのと似たようなものです。

地震は、現在予測することができません。

あくまでも地震が発生してから、対処療法的に余震が予測できる程度です。

市場は、毎日この不測の地震が起こるような世界です。

 

なので、AIがあれば相場が勝てるようになるのか?

という疑問に対して、私はこのように考えています。


そもそもが、AIが完璧な答えを出すのであれば、

みんながそれを使うから誰も利益を上げられなくなる。

相場はゼロサムゲームなので、カモがいなくなるということです。

だから、完璧なAIがあったとしたら、それは逆に勝てなくなります。


しかし、私はそうはならないと考えてもいます。

 

先ほど話したように、地震のような出来事をAIは予測することがまだできない。

ことが理由のひとつ

 

もう一つの理由は、AIの予測確度が上がったとしても

それを運用するのは人間です。

 

AIで勝てるとはいっても、それは必勝ではないでしょう。

運用していく中では、連敗が続くことだってザラにあると思います。

 

そうなったときに自分は、そのAIを信じることができるか・・・?

 

たいていの人が資金が減ってきたら、別のAIに鞍替えしたりするなどして

簡単に信じることはできないと考えています。

 

 

話をまとめると、

 

現在、「AI」という言葉は大きく独り歩きして、

マーケティングで一番力のある言葉になってきています。

だからこの言葉をこぞっていろんな業者などが使うでしょう。

 

しかし、そのAIが、本当にAIなのか疑問があります。

ブラックボックスなのだからよくわからないものを信用できません。

開けてみたらAIとは呼べない代物かもしれません。


もし完璧なAIがあったとしたら、

それは全員がそれを使うので誰も勝てなくなってしまう。

今はそうはなっていないのだから、

完璧なAIはまだ出現していないということでもあります。


次に、本当に優秀なAIだったとしても、そのAIを信じ切ることが人間には難しい。

どこかでこのAIは暴走したりするんじゃないのか・・・?

と疑念を抱いてしまったらもう終わりです。

それを信じて大切なお金を運用することはできません。

 

(ちなみにAIが、ウソの答えをもっともらしく述べることは

 ハルシネーションと呼ばれる現象で、実際にあるのです)

 

ということで、

これからFXの世界でも「AI」がパワーワードとして影響を与えてくると思います。

しかし、そのどこでも見かける「AI」という言葉が、本当のAIなのかは疑問です。

ただインパクトがあり広告に使いやすい用語になっているだけかもしれません。

 

我々投資家は、それを聞いて安易に凄そうだと鵜呑みにしないで、

よく考えてから判断したいものです。

 

 

 

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| - | - | 11:48 | category: FX上達のヒント(コラム) |
# 感情が必要なことと、感情が必要でないこと

 

今日はメンタルの話をします。

 

人間は感情で動くといいます。実際その通りです。

 

感情的になっていい場面と、ならないほうがよい場面があります。

 


●感情的になっていい部分

 

友達と遊んだり、ライブやイベントで楽しむ。

映画を見て思いっきり笑ったり、泣いたりする。

食事を食べる、好きなことをする。

 

みんな「感情を楽しむ」ということが目的です。

感情を楽しむ場面は、感情的になって良いでしょう。

 

誰かを好きになる、嫌いになる。

これもまた人間なのだから当たり前です。

人の好き嫌いは誰もが感情で判断しています。

 

日常ならそれでいいのですが...

 

 

●感情をコントロールすべき部分


・ビジネス

 

ビジネスの分野では感情はコントロールすべきものです。

人情に振り回されていては、会社の経営など上手くはいかないでしょう。

 

感情的に動く人は、人心をつかむことはできるとは思います。

しかし、こと経営においては温情をかけてしまうと、

誤ったことをしてしまうケースも多いでしょう。


・議論をするとき

 

ほとんどの議論というのは、人の感情が入っています。

それはノイズです。

 

たとえば、嫌いな人がいたとしましょう。

それは嫌いなグループでもよいですが、

その人やグループが、自分や自分が所属するグループに対して

「それはよくないよ!」と議論してきたとします。

 

その意見が、どれだけ正論だとしても、嫌な人やグループに言われたのなら話は別です。

それはそうだな反省しよう・・・なんてことにはならないものです。

 

まず聞く耳を持つことはないでしょう。

 

やることは反対意見になりそうなものをかき集めて理論武装し正当化して反論するか、

「じゃあ、あなたのこれはどうなんだ?」と、

自分のことは棚に上げて、論点をずらして反撃し始めます。

 

なぜ、こんなことをやるのかというと、この場合は、「悔しい」からです。

気に食わない人に言われて「悔しい」 

だから言いかえそう、やり返してやろう。

 

そうして自分の尊厳、自分が所属するグループの尊厳、そのプライドを保とうとする。

問題解決の目的が、たちまち敵への攻撃にすり変わっていく。

このように人間悔しくなると、合理性を失ってしまうのです。

 

なので議論するときは「自分は悔しくなっていないか?」と自問自答する。

YESなら、その反論はただの不毛。時間の無駄。

NOなら、議論して良いでしょう。

 

 

また反対のケースもあります。

 

好きな人やグループがいたとしましょう。

その人やグループが間違っていることを言っているのだけども、

もともと大好きなのだからあなたはその人の味方なのです。

 

その人の意見が間違っていたとしても、正すようなことはしません。

「それは違うんじゃないですか」と正面切って意見などまずできません。

その人が好きなら「そうだよね」と同調側に傾きます。

これもまた感情による弊害です。


というわけで何かを議論したり、何かを評価するときは、

こうした感情をコントロールすること。

単純にいえば人間的な好き嫌いを排除し、

AIのように合理的に判断すべきなのです。

 

何かの議論や評価を見抜くときは、こうした感情意見を排除することです。

その意見を差っ引いていくと、本質が見えてくるものです。

 

 

さて、トレードについてなのですが、


トレードは感情的なっていいものか否か?

 

それは誰でもわかります。感情的になってはいけないものです。

ならば、さっきの話と同じです。


そのトレードは、感情的な判断によるものではないか?を疑います。


上がるはずだった(と信じている)相場が、なぜか下がっている

そんなはずははない、これはおかしいだろうと思う。

 

そう考えてしまったら、次に始まるのは正当化です。

上がる意見のアナリストの話に傾倒し、下がる意見は聞く耳を持たない。

なぜそんなことをするのかというと、感情的になっているからです。

 

要はトレードで損をしていて「悔しい」

だからやりかえそうと思っている。その時点で、感情的になっている。

 

やり返すのはどこか?

 

相場に対してやりかえすリベンジトレード→ハイレバレッジをやって自滅する

業者やアナリストに対してやりかえす。

自分の正義を問いただそうとする→不毛、時間の無駄。

 

「悔しい」が入ると、たちまちベクトルが狂い出す。

勝つという単純な目的からそれて、脇道に入って迷い出すきっかけになる。

「悔しさ」はトレードでは特段のNGワードなのです。

 

 

また反対のケースもあります。

 

どんどん上がり続けていて、ロングで利益が出ている。

とても気分が良い、どんどん儲かるから楽しい。

 

そんなときに「リーマンショックみたいなことが起ったらどうする?」と言われても

いやいやそんなことはないよ。上がっているのだから、と慢心をする。

そして本当にそれが起って絶望する。

 

気分が良いとき、それもまた感情的なトレードをしているのです。

感情的になっていい場面と、感情的なってはいけない場面。

 

ほとんどの人は、ごっちゃになっているわけです。

仕方ありません。人間だもの。というやつです。

 

でも、それをある程度コントロールして使い分けられるようになると

いろんなことが良く視えてきて、物事が上手く回るようにもなってくるのです。

 

感情的になってはいけない場面で、ストレスがかかることもなくなります。

感情がいらない場面では、無論ストレスもいりません。

 

 

というわけで、私が言いたいことは単純です。

 

日常はエモーショナルに過ごし、
仕事やトレードは、感情を排除して過ごすこと。

 

もちろん100%そんなことが完璧にできるわけではないのですが、
意識するしないでは大きな違いがあるし、
見えてくる世界も変わってくるので、試してみてください。

 

あの人は感情的なっているなと判断できれば、その発言や行為の真意が見えますし、
それはそのまま自分に対しての反面教師にもなります。

 

そしてそれはトレードも同じなのです。
 

 

 

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| - | - | 12:42 | category: FX上達のヒント(コラム) |
# 細かなストップの調整ができないと急変動で必ず負けてしまう

トレードはストップを入れることが肝心というのは書いてきた通りです。

 

繰り返しになりますが、トレードで勝てない原因は「急変動」にあります。

 

相場は突然、方向性を変えてしまい、それは予期できないものです。

 

 

ロングしていてどんどん上がるので、これは大丈夫だろうと放置していたら

 

突然急落がきて、今までの利益が吹き飛んで損になってしまう・・・

 

こうなってからは、どうあがいても勝てません。

 

損切ができずにどんどん損が広がっていくか、あるいは

 

損切してドテンで売ったらそこが底で急なリバウンドで往復ビンタ。

 

必ずそうなります。

 

 

では、どうするか?

 

常に急変動を想定して、ストップを入れるしかありません。

 

それもトレール注文のようにストップを動かしていかなければならないのです。

 

例えばこんなケース。

aでロングしたあと相場が上がっていったので、

 

これはもっと儲かるとストップを入れずに放置する。

 

すると、bのような急変動がきて

 

aから買っていた人は、みんな一瞬で損に変わる。

 

トレードあるあるですが、負けの原因の大部分がコレです。

 

このような急変動が日常茶飯事なので、勝つことが難しいのですね。

 

では、どうするか?

aでロングしたら、ストップ入れておきます。

 

そして、進んでいったらトレール注文のようにストップを上げていく。

 

こうしておけば、突然、急落しても利益は残すことができます。

 

 

簡単でしょう?

 

・・・と言いたいところですが、

 

こんな単純なことがなかなかできないのがトレーダーの実情です。

 

そもそもこれをやるには、常時画面に張り付いていなければなりません。

 

デイトレードで画面を監視しながら、注意深くストップを上げていく。

 

それをひたすら繰り返す。それを油断せずにやる。

 

というわけで、実はかなり難しいことなのです。

 

どこかで油断してストップを上げ忘れたりすると、たちまち急変動で大損になるのです。

 

 

ただ、これは覚悟の問題です。

 

トレードを集中してやっていれば、決してできないことではないのです。

 

スマホで遊び感覚でFXをやっている限りは、どうにもなりません。

 

必ず油断をしてストップを調整できなくなり、負けにつながります。

 

仕事感覚でFXをやることです。

 

トレード時間を決めてその間は、油断せずにしっかり画面を見て、

 

そしてストップを調整していくことは、できるはずです。

 

どうしても集中ができない場合は、

 

トレール注文を利用するなど機械の力を助けに使うのもよいでしょう。

 

 

 

私のトレードビデオでは、このストップの調整の方法を逐一実況で解説しています。

 

これが出来るかどうかが、利益を残せるかどうかの大きなウェイトを占めています。

 

トレードは一見して簡単にもうかりそうに思いますが、

 

やることは常に守備です。お金をいかに減らさないか、

 

いかに急変動に対応して利益を残すか。

 

そのあたりは「FXデイトレードマスターブック」や

 

「トレードの本質」で詳しく解説しているので、ご参考にしてください。

 

 

 

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| - | - | 19:33 | category: FX上達のヒント(コラム) |
# ストップを入れられなかったらどうするか?

前回ストップを入れるのが絶対と書きましたが、

実際には100%守れるものでもありません。

 

ルールをロボットのように守れないから、

トレードは勝つのが難しいのです。

それは感情で動く人間だから致し方ありません。

 

精神的な理由から、または操作ミスからなどにより

ストップが入れられない時もあるでしょう。

ストップが入れられなかった、

するのが遅れた場合のフォローの方法を書いておきます。


1 すぐに切る

遅れても損切をします。

これが最善なのですが、金額が大きくなっていると簡単にできません。
できない場合は2と3でフォローしてください。

いずれにしろ損は確定しなければなりません。


2 一度だけ戻ってくるのを待つ

たとえばドル円をロングしていて1円急落してしまった場合は、

そのままどんどん進んでいくことは稀です。
いったんは半値くらいまで戻ってくるのがほとんどですから、

損が少なくなったところで切る。・・・というのが良いですが、

もちろんそのままどんどん急落してしまうケースもあるわけですから苦肉の策です。
さらに下がる場合はすぐに切らなければなりません。
救われてもこれに味を占めずに次は必ずストップを入れてください。


3 両建てして、冷静になるまで放置する

瞬間的に急落してストップできない場合はパニックです。
両建てすればそれ以上の損失は防げます。
頭に血が上っている状態なので、

しばらくして冷静になったら損を確定してください。

これはあくまで両建てでもうけるという方法ではなく、
損失を固定するための苦肉の策です。
そのまま放置して損を広げたり、

ナンピンやドテンでドツボに嵌るよりかはマシでしょう。

ちなみにずっと両建てしているとスワップがある場合は、
マイナススワップのほうが大きいわけですから削られていきますし、
通貨の価格が上昇すると必要証拠金が増えてレバレッジが上がるので注意が必要です。


思いがけない急変動で、大きな損切をしたというのは、実はチャンスでもあるのです。
次にその大きく動いた方向に仕掛けなおせば、

損切りをした額の倍を取り戻せる可能性も高いです。

 

 

 

では、ストップが入れられなかったあとの悪い方法についても触れておきます。


1 戻ってくるまで放置を決め込む

ハイレバレッジであればこの方法は愚策です。

逆にいったらすぐにロスカットでしょう。
ただ、低レバレッジであれば、このポジションは救われる可能性が高いです。
高いのですが、自分が決めた損失以上を被っているのならば、

トレードの枠組みはすでに破綻しています。
1度は救われるかもしれませんが、これを繰り返しても勝つことはまかなりません。
塩漬けの間はトレードを停止して運に任せるわけで、

何日も何か月も戻ってこない可能性もあります。
自分が主導権を握っていない、コントロールできない状態になっていると、
それはもはやトレードとはいえないです。


2 ナンピンする

ナンピンの成功率は、どうでしょう? 

50%くらいはあるかもしれません。
半分は助かるかもしれませんが、半分は倍以上に負けます。
ナンピンしてさらに下がったら、またナンピンですか?
そうしてレバレッジが上がっていくとロスカットになり、ゲームオーバーです。
なのでナンピンはよくありません。


3 ドテンする

ロングをしていたら急落した。損切をしてすぐにドテンでショートする。
まあ損切をできたのは良いです。
でも、たいていはいったん戻るわけですから、

ドテンしたところが底値になる可能性はかなり高いです。
急なリバウンドがあってこれもすぐ損になり、

今度はロングのドテンをしたら、浴びせ売りが来る・・・
急落や急騰の直後は大きな乱高下があるのが常です。
このような狼狽で往復ビンタ連発となりあっというまに証拠金はなくなっていきます。


まとめると、ストップが入れられずに逆方向に進んだら。

そこで損切しましょう。
そして、その日はもうトレードをやめましょう。
すぐに取り戻そうとするとドツボに嵌ります。
そして明日になるといい形でポジションを取り直すことができると思います。
これが一番です。


 

 

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内容と値段はFX TRADE MASTER BOOKと同じです。

 

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